社会、クライアントと一体となってこの世界を作り出すために、日々奮闘するSun*社員自身も価値創造に夢中になっています。クリエイティブに、アグレッシブに、冷静に…存分に個性を発揮するSun*社員のほとんどは、好きな場所に居住し業務に参加するリモートワークです。リモートワーク制度を導入しつつも、月間や週間で出社日を指定する「出社回帰」を選択する企業が増える一方で、Sun*は会社や部署などで定める出社日はなく、勤務場所の選択は各々の判断。
社員も含めた社会の価値創造を後押しする企業文化とマッチしたSun*のリモートワークでの働き方を紹介します。
今回紹介するのは、2024年にSun*に加わり、マーケティング部門の責任者として、組織の立ち上げと推進の旗振り役を担う、大東洋克(以下、大東)・Division Manager(DM)。
実は、日本国内居住のSun*社員の中で、最北端に住む大東。DMという役職に就きながら、物理的な距離を苦にせずチームをけん引する大東の思いとは・・・。
価値創造の礎になっている“リモートワーク”
大東は1990年代半ばに、フリーランスとしてキャリアをスタートさせました。
大手企業のネットワークインフラやメインフレームのシステム構築と運用を経験し、2002年にインターネット事業などを手掛ける大手企業に入社。インフラ事業統括責任者やドメイン事業の立ち上げ、東南アジアでの事業開発や新規事業立ち上げに携わりました。2013年には独立し、国内にとどまらず台湾や香港での起業も経験し、その後は、日本最大級のクラウドファンディングサイトを運営するスタートアップ企業でCOOも務めました。
国境をまたいだ仕事の経験が豊富な大東は「コロナ禍以前から、遠隔(リモート)での仕事が大半を占めていて、出張も多くオフィスに出社することもあまりなかった」と話します。
2020年の新型コロナの感染拡大を契機に、多くの企業が導入したリモートワークを大東の場合は図らずとも早い段階から経験しました。以降、その働き方をずっと継続しています。
リモートでの働き方については「移動して、違った人と話したり違う街に触れたりすることによって、思考はすごくクリエイティブになるし、感度は高まる。戦略を含めて何かを考える、モノを作る視点においては、ベストな環境だと感じている」と語ります。
視野や価値観だけでなく、人として成長した北海道移住
長年、東京都内や横浜(神奈川)に住居を構えてきた大東ですが、2021年、北海道内に家族で移住しました。現在は必要がある際、月1~2回程度、東京の大手町オフィスに出社しています。
「車で札幌から3時間、旭川からでも1時間。横浜時代は自宅マンションの下にあった最寄りのスタバは、一番近くても車で2時間。どこを見渡しても大自然が広がる生活です」
一見、出社も一苦労で生活の利便性も格段に落ちるように思えますが、大東は「圧倒的に今の生活のほうが、プライベート、仕事どちらを考えても良い」と話します。
「北海道に移住してからのほうが、オンオフの切り替えが圧倒的に早く質も高まっている。地方をテーマに考える仕事でもリアルな肌感がわかる」と実感を口にします。
特に大東が影響を受けていると話すのが人との関わりです。
「牧場をやってる人、木こりさん、お弁当屋さん、コーヒー屋さんとか、関わる人が今までと全然違う。そういう人たちと話すと、都会では絶対に得られない視点とか考え方が得られて面白いし、社会的な課題感を大きく変えられた」と感銘を受けている様子。
今まで生きてきた環境とは違った世界で生きる人たちと相対するからこそ「自分のフレームに人をはめるコミュニケーションではなくて、純粋にその人自身を見て、感じるコミュニケーションに変わっていった」と対人関係の在り方も変わっていきました。
家族との過ごし方も大きく変わったといい、「家族、子供との時間が圧倒的に増える。休みの日も山に登ったり川に行ったり。オホーツク海のアザラシに餌をあげに行ったり(笑)子供だけではなくて、大人も退屈しない」と充実の表情をにじませます。
北の大地への移住から3年。
「東京にいたときの余計なとげとげしさみたいなものを持たなくていい。視野とか価値観が広がったし、そもそも全然違った視野になったと思う時もある。人として、ビジネスマンとしての幅が広がった」と振り返ります。
個性を生かすSun*の文化とマッチする、好きな場所・環境での仕事
大東はSun*入社前「イメージしていたものの、どうやって回しているのかは想像つかないところもあった」と言います。ただ、入社後には「各々が自立して動けるから、人それぞれの強みとか、特性が生きている。そういう仕組みがある会社」と印象が変化したといいます。
個人の特性を生かしたり、裁量や自由度を大切にしたりする文化の根付きを感じるといい、その文化の現われのひとつとして、各々が自由な場所に居住し、業務に参加している環境を大東は挙げます。
「会社の生い立ちとして、ベトナム拠点からスタートして今も一大拠点になっていることをベースに仕事が組み立てられている。だからこそ、リモートでコミュニケーションをとる仕事の進め方がうまい人が多いし、それぞれの環境からの視点を武器にできている」と話し、「北海道に居所を移したことをより生かせる環境がSun*にはあったからこそ、すぐにフィットできたし力も発揮できる」と話します。
「多種多様なバックグラウンドを持って、全く違う強みや特性を持った人が集まってきている会社。全員が力を余すことなく価値創造できるように、リモートワークも含めた皆が必要とする働き方や環境がより定着するようになっていくことが重要だと感じている」と見据えます。
Sun*の文化や今後の成長のヒントが見えるかのような、キャリアの大半をリモートワークで駆け抜けてきた大東の働き方。ただ、このほかにも日本各地で邁進するSun*社員が多くいます。価値創造に夢中になれる環境で働くSun*社員を今後も紹介します。
大東 洋克 / Hirokatsu Ohigashi
株式会社Sun Asterisk
Marketing Division Manager
2002年GMOインターネット株式会社に入社、Webインフラ事業の統括本部長としてお名前.comやWebホスティング事業などの事業責任者を担当。GMOドメインレジストリ株式会社を設立し、.shopや.tokyoなどのドメインレジストリ事業を立ち上げ。その他に広告関連事業や新規事業、海外事業を立ち上げ。
2013年に独立、国内外で複数のスタートアップを起業、その他に米国のスタートアップ企業の日本国内事業の立ち上げに参画。
2018年にクラウドファンディング事業の株式会社CAMPFIREに参画。取締役COOとしてグループ事業全体の統括。その他に海外事業、融資型CF、株式型CFの立ち上げに参画。並行して株式会社キメラにおいて代表取締役CEOとしてパブリッシャー支援事業を立ち上げ。Webメディアの戦略支援やデータ分析、サブスクリプション課金のプロダクト開発に携わる。
2024年に株式会社キメラから株式会社Sun Asteriskへの事業譲渡を行い、Sun Asteriskに参画。