開発支援事例:レコテック株式会社
プラスチックの大量消費都市から大量供給都市への転換を目指す
日本はプラスチック消費量で世界第二位でありながら、リサイクル率は19%と他国に大きく後れを取っています。リサイクル率の向上、CO2や海洋プラスチックの削減など、持続可能な社会の実現に向け対応が求められています。レコテックが開発したPOOLは、ゴミの種類、量、場所をデータ化し、「捨てる」から「プールして次の人が使える」未来を目指しています。同社は廃棄プラスチックを無くす国際アライアンス(AEPW)からも出資を受け、東京都と共同で資源循環の促進にも取り組んでいます。Sun*では、POOLの第二フェーズの開発を支援しました。
クライアントの課題
資源循環プラットフォーム「POOL」をローンチしたが、既存ベンダーが請負契約だったため、想定しているスピードでサービスがグロースできていないことに課題を感じていた。既存システムをベースにPhase2の機能拡充を行うことで開発コストをできるかぎり抑えたい。予算と要件に対して認識齟齬を可能な限りなくし、優先度の高い機能からデリバリーしていきたい。
課題に対するSun*の対応
日本側のPMとベトナムで最大14名でチームを組み開発を伴走。スタート時、要件定義が不明確であったため、効率や品質の低下、コストの増加やプロジェクトの遅延などのリスクを防ぐために、要件の再確認、優先順位の設定を行い、開発内容を可視化。その後、新たな要件や変更に柔軟に対応していくために開発はスプリントで行い、問題や改善点を早期に発見し修正していった。
ごみの発生から、運搬、リサイクルのすべての過程で情報連携を図ることにより、資源がどこから
発生し、どのプロセスを通ってリサイクルされたか、トレースすることが可能