What we do
01Booster
エンタープライズ企業の
事業創造プロセスを可視化する
「日本を事業創造できる国にして世界を変えたい」という理念のもと、有楽町のコワーキングスペースSAAIをはじめ、コーポレートアクセラレーターとして大企業とスタートアップの事業共創を支援するゼロワンブースター社。同社では大企業におけるイントレプレナー(社内起業家)の発掘・教育に力を入れており、大企業にイントレプレナーを増やすためのプログラム「イントレプレナーアクセラレータープログラム(IAP)」を推進しています。本記事では、このIAPの運営管理を強化する「0→1Apps」の開発実績をご紹介します。
クライアントの課題
イントレプレナーアクセラレーター
プログラムの運営管理を効率化し、
データを蓄積していく
プログラムの運営管理を効率化し、
データを蓄積していく
今回ご相談いただいた「0→1Apps」は、イントレプレナーアクセラレータープログラム(IAP)の運営管理をシステム化し、業務効率を図るとともに、プログラム参加者のデータを蓄積し将来のビジネスに活用していくことを目的に作られました。ゼロワンブースター社はベンチャー企業であり、「0→1Apps」の開発をスピーディに実現したい事に加えて、開発予算も大きくし過ぎたくないという背景があり、大手のSIerは開発パートナー候補から外れていました。
Sun*は海外のエンジニアリソースを活用することでスピートとコストを両立する開発実績が豊富で、スタートアップ内でも広く名前が知られていた事もあり、開発のご相談をいただきました。
Sun*からの提案
クライアントの置かれている状況を
踏まえたベストな提案
踏まえたベストな提案
ご相談をいただいた時点ではまだ要求(サービス仕様)が固まりきっていなかった為、見積もりをご提出する前にまず要求整理を精緻化するご提案をし、2ヶ月程度要求整理の期間をいただきました。この時点で開発パートナーとしてSun*に決定していたわけではなかった為、そこから各社へ見積もりを依頼。要求整理からお手伝いしている分、Sun*の見積もり精度が高くなるのは当たり前ですが、そのアドバンテージを除いても見積もり精度に大きな差があると感じていただき、正式にご発注いただきました。
特にPMの要求や課題の整理能力、丁寧でわかりやすい説明、クライアントの立場に立った開発チームや費用感の設計提案、そして自社に有利になるよう進めることがない姿勢が、「非常に信頼感が持てた」という高い評価につながりました。
Sun*ではご提案の際、他社サービスを活用したほうがベストな結果を出せると判断したら、無理にSun*のソリューションを推す事はしません。常にクライアントの置かれている状況や立場を踏まえ、ベストを提案をすることを心掛けています。
Project Topic
開発作業の効率化と
認識齟齬、テスト報告コストの極小化
認識齟齬、テスト報告コストの極小化
クライアントが海外のエンジニアチームと一緒にシステム開発を行うのは今回がはじめてだった為、日本拠点のプロジェクトマネージャーが特に心がけたのはコミュニケーション齟齬の極小化。海外のエンジニアチームと開発を行う際、言葉選びや商習慣の違いなどささいな事が積み重なり、開発プロジェクトが上手く進まなくなる事があります。
このリスクはコミュニケーションが間接的になればなる程大きくなるものです。従って今回のプロジェクトでは最終決定権者である渡辺さまに極力多くのミーティングに参加いただき、疑問点はその場でつぶし、そしてその場で多くの事を判断していただきました。このような進め方によってコミュニケーション齟齬を極小化し、さらに判断の持ち越しによる時間のロスも削減する事ができます。
また、システム内の各種メッセージをすべて洗い出し、全ての日本語・英語メッセージを確認するようなど、テスト品質の向上にもこだわりました。
日本拠点のシニアPMを中心にベトナム側では13名の開発チームで支援
UXデザインもSun*で支援させていただきました。今回、特に書類選考の個別評価画面のデザインにこだわりました。書類選考の個別評価は10人程の事務局メンバーが、個々に応募者のビジネスプランを確認・評価していく作業になります。ビジネスプランの応募は毎回100~200件程あり、ひとつひとつ読み込んで評価を記入するという負担の大きい作業です。したがって少しでも負担を軽減するために、評価者にとって好ましいUX・UIの設計が重要であり、クライアントと共にこだわって設計しました。
UX・UIの設計でこだわった書類選考の個別評価画面
Client Voice
『今回、はじめての海外のエンジニアチームを活用した開発でしたが、自分たちでプロジェクトをマネジメントする体制では、期間内にプロダクトリリースできなかったと思います。Sun*の熱心で丁寧なサポートがあった為、まずは要望していたものをつくる事ができたので、とても感謝をしています。今後も運用保守の中で改善していきたいです。
事業を起こすときの大事なポイントは時の運もありますが、チームにあると思っています。大企業でよくある失敗は、既存事業で成果を出したエースを新規事業に抜擢したらうまくいかなかった、というもの。その人がダメではなく、既存事業をスケールすることの能力は長けているが、ゼロから何を生み出すことはあまり向いていないというだけで、チームもアイデアマンばかり集めてもうまく回らない。
アイデアマンがいたらそれをフォローして風呂敷をたためる人が必要だったり、事業を起こしていくうえで貢献できるポイントが違う、そんなことがわかっていくとよりチームアップがしやすくなったり、サジェスチョンができるのではないかと考えています。
01Appsは、そのためのエンジンでありデータの格納庫です。労働集約から効率化を図り、本来時間をかけるべきところに注力していくことができれば、事業創造がよりしやすい世界になっていくはずです。やる価値はあるはずなので、諦めずやっていきたいと思っています。
今後はあまねく企業に利用してもらえるサービスにしていきたいと思っています。』