What we do
NTT WEST
ユーザー中心設計の共創で
ビジネスチャットサービスの
UI/UXの可能性を広げる
NTT西日本は、情報通信システムの提案、構築、サポート等の事業を行う一方で、新規事業の創出にも注力されています。ビジネスチャットサービスelgana(エルガナ)は、国産で安心して利用できるチャットサービスとして2020年4月にサービスの提供を開始されました。ローンチから2年が経過し、ビジネスチャットの可能性をさらに広げるため、Sun*で開発を支援しています。
Summary
クライアントの課題
- 新規顧客の拡大に向け、優位性を再設計したい
- プロダクト開発の文化形成やノウハウを自社に蓄積していきたい
- デザインから開発まで一気通貫で支援できるパートナーと共創したい
Sun*の課題に対する対応
- ユーザー中心設計に即した調査と課題整理を行い体験をデザイン
- デザイン思考やDevOpsなど新規事業や開発に関する知見を共有
- ビジネスデザインから開発実装までデザイナーとエンジニアリソースを生かした体制を提案
取り組みの成果
- ビジネスデザインを再設計したことで目指すべき方向性が明確になり、機能開発のフェーズへ
- 開発だけでなく、ブランドアイデンティティを再定義するプロジェクトが始動するなど、新しい取り組みが次々と広がっている
クライアントの課題
ビジネスチャットを軸に
新たなサービスへ拡張
2019年の10月からプロジェクトが始動し、アジャイル開発を取り入れ半年後の2020年の4月にサービスをローンチ。「顧客需要動向が予測できない速度で変化する現代において、すべての答えは顧客の中にある。新たな価値を創造するカギは顧客理解である。」といった顧客中心主義の考えのもと、改善を繰り返し約160万ID(2022年7月29日時点、NTTグループ内利用を含む)の利用者を抱えるサービスへと発展しました。
ローンチから2年が経過し、さらなる新規顧客の拡大を実現するために、既存のサービスの優位性を再設計することを課題として捉えられていました。これまでユーザーから得られた機能改善のリクエストにも応えながら、よりよいサービスとして発展させていきたい、との思いから、Sun*に相談をいただきました。
Sun*からの提案
「ビジネスとしてデザインを考える」
「デザインからビジネスを考える」
パートナー選定ではSun*を含め4社を候補に検討。パートナーに対しては、単純にプランを企画書にまとめるだけでなく、「ビジネスとしてデザインを考える」「デザインからビジネスを考える」といったビジネスプランや戦略に即したデザインができる能力を重視されていました。
Sun*を選んでいただいた決め手は、B(ビジネス)T(テクノロジー)C(クリエイティブ)のエキスパートが在籍しており、新規事業開発支援の実績と知見をもっていること、企画やデザインをしたあとの開発も一気通貫でできる点を評価いただきました。
また、同時に会社や人としての「フィッティング・相性」も重視されていました。Sun*のメンバーとクライアントのコアメンバー(プロダクトマネージャー、エンジニアリングマネージャー、事業開発マネージャー)の方々とディスカッションで、Sun*のサービスの課題に対する回答やスタンスから、人として、会社としての相性の良さを感じていただいたことも決めてとなりました。
Sun*をパートナーに選んだ理由
プロダクト開発の
文化形成をしていきたい
サービスのファーストリリースにおけるelgana1.0では、The Modelの事業構造を取り入れ、SaaS型の業務プロセスを確立されてきました。サービスの拡大、機能拡張を視野に入れた現在のelgana2.0では、プロダクト開発の文化形成、チーミングのレベル向上、デザイン・シンキングやDevOpsなどの環境を整え、ノウハウが自社に残っていく仕組みづくりをテーマに掲げられています。
それを推進していくためには、業務委託でのパートナー支援では難しく、主体性のあるパートナーとの一体感が必要で、Sun*のサービス開発に対する世界観とマッチしていました。
BTCで事業共創を行うデジタルクリエイティブスタジオの特徴
自社にノウハウがないからSun*に業務委託するのではなく、強いリーダーシップをもちながら、広い知見や経験をベースにより多くの選択肢をインプットしてもらいながら、Sun*といっしょにサービス開発をし、文化形成をしていきたいという考えをお持ちでした。
Sun*からの提案
クライアントの要件に対して、スピーディーに理解をし、Sun*がプロダクト開発において重視しているユーザー中心設計に基づき、市場や競合調査が緻密に行うことからプロジェクトはスタートしました。クライアントが実現したいことに加え、elganaの成長において何が必要かをNTT西日本とSun* の共同チームで意志も持ちながら、課題を整理とユーザー調査を行い、そこから体験をデザインし、あるべき機能を検討し提案しました。
現状の機能やUIに対する改善案の提案例
資料をもとにクライアント社内でプレゼンをさせていただき、専門的な知見と調査に裏付いた説得力のあるアイデア、デザインを評価いただき、機能の実装に向けて共に取り組んでいくことになりました。
機能開発だけでなく、ブランドアイデンティティーの再定義のプロジェクトも始動。elganaに関わる多くの部署の方々を巻き込んだワークショップを実施させていただき、新しい取り組みが次々と広がっています。
クライアントの評価
プロダクトに対する
当事者意識と文化形成
プロトタイプツールfigmaを活用したクライアントとSun*チームによる共創例
「NTT西日本のelganaプロジェクトにおけるひとつのユニットのメンバーとして、当事者意識を持ち密に関わっていただくことを期待しています。
Sun*のメンバーは、elganaを自分のプロダクトのように、まるで我が子のように寄り添ってくれているので、パートナーという言葉より「仲間」だと思っています。各メンバーのプロダクトに対するマインドだけでなく、マネジメント面もしっかりしていて、Sun*と組むことで新規事業や開発に関する知見を、社内にインプットしてもらえています。これまで自社にはなかったノウハウや知見を「新しい血」としてインプットしてくれる、このバランスがよいと感じます。
今後も1年後、2年後、求めることやスキルセットが変わり、残すノウハウの深さや広さは変わってくるかもしれません。プロダクトに対する当事者意識のマインドと、ノウハウや知見をインプットし共に文化形成をしていけること、これらはサービスと組織が成長しても、変わらずに求め続けると思います。
Sun*だからこそできることで、そのふたつを追求し続けてもらい、今後もパートナーシップを強化させていただきたいと思っています。」
コミュニケーションの効率化と活性化を目的としたビジネスチャットツールから、あらゆる業務のプロダクト、サービス、システムと連携させ、業務効率の実現を目指す同社。Sun*は今後も当事者意識をもったパートナーとして継続的な支援を行って参ります。