こんにちは、Sun*です。
私たちは、2025年10月11日〜12日に開催されたDesignship 2025に、プラチナスポンサーとして3年ぶりに参加しました。ブース出展からメインステージ登壇まで、Sun*のデザイン組織の「今」を存分にお伝えした2日間の速報レポートをお届けします。
目次
3年ぶりにDesignship 2025のスポンサーになった理由
Sun*は2021年、2022年にDesignshipのスポンサーをしていましたが、今回3年ぶりの参加となりました。
この3年間で、Sun*のデザイン組織は56名から107名へと約2倍に拡大しました。人数の増加とともに、Sun*のケイパビリティも大きく拡張しています。
まさにDesignshipのコンセプトである「広がりすぎたデザインを接続する」と同じように、私たち自身のデザインの幅を再認識する機会を作りたい。そして、デザインの幅が広がったSun*のデザイン組織を、多くの人に知ってもらいたいと考えました。
あらゆる角度でSun*のデザイン組織を伝えるために、今回はプラチナスポンサーとして、ブース出展、メインステージへの登壇、パネルディスカッションへの登壇という3つの形で参加を決めました。
出展ブースのこだわり:ブース体験全てが意味のある体験になるデザイン
対話のためのバーカウンター体験
ブースのコンセプトは「Sun*のオフィスにあるバーカウンターを再現しちゃおう!」
Sun*オフィスには、メンバーが集まり、様々なコミュニケーションが交差する場の象徴としてバーカウンターがあります。
バーカウンターは、職域を越えて気軽に集まり、会話や交流が生まれる象徴的な場となっています。お酒を飲む人も飲まない人も、リラックスした雰囲気の中で自然にコミュニケーションを取れる、Sun*の文化を醸成するとても重要な空間です。
このカウンターはオープンスペースと執務エリアの中心に位置しています。お昼はカフェテリアのような存在として、夜はお酒を飲むバーとして機能するように作られました。Sun*はこれまでに神田、両国、大手町とオフィスを移転してきましたが、このバーカウンターという存在は常にオフィスにありました。
そんなバーカウンターが、Designshipに来ていただいた方と対話をするためのきっかけやツールになればと思い、今回再現しました。
遠くからでも一目でわかるようなネオンサインと、私たちの公式キャラクターであるSun*ベアを後ろに配置。このバーカウンターを通して、ご来場いただいた方々とコミュニケーションを取ることができました。
バーカウンターがオフィスにあることに驚かれる方も多かったですが、Sun*では本当に活躍しているんです!
もしご興味があれば、月に1回開催しているオープンオフィスに遊びに来ていただき、実際のバーカウンターを見て体験することもできますよ!
さらに、ブースでは体験と対話を通じてデザインやSun*に興味を持ってもらうための工夫をしました。
Sun* Designer’s Attitudesから始まる参加型アンケートの体験
参加型アンケート体験として、5つのSun* Designer’s Attitudesの中から共感するものを2つ選んでもらい、対象の瓶からチョコレートをとってもらう仕掛けを用意しました。
Sun* Designer’s Attitudesとは、私たちがデザインするときに意識している、以下5つのマインドです。
・驚きを創造することをあきらめない
・挑戦するためにチームをつくる
・知らないことを自覚して成長する
・正しさを追いもとめ、真に伝える
・こだわりを信頼に変える
この体験のポイントは以下の通りです。
- 選ぶためにチョコレートやパネルを読む時間が、意味を咀嚼する瞬間にもなっている
- 選んだ理由を聞くことで、さらに深い対話につながる
- チョコレートの瓶の減り具合から、来場者の共感度合いが直感的に可視化される
- 来場者は回答している認識なくアンケートに参加し、その事実に後から気づくというちょっとした”驚き”のアンケート体験
これらの体験を通して、ご来場いただいた方からは「Sun*のブースに一番長く滞在しました」というお声もいただきました!
さらに細かいブースやノベルティのこだわりは、また別の記事で詳しくご紹介します!
メインステージの登壇:インサイト駆動アプローチを考える | 石川マーク健
メインステージではSun*のサービスデザイン部門から、Division Managerである石川マーク健が「From Physical to Digital: Insight-Driven Service Creation」というセッションに登壇しました。
建築家としてのバックグラウンドも持っているマークは、これまでのデザインジャーニーと実践してきたデザインプロセスを振り返ると、考え方が変化していると感じ、このテーマについてお話したいと考えました。
従来のUXデザインは、既存サービスの改善に効果的な一方で、新規事業や新しいサービス・プロダクトの創出においては、その枠組みだけではデザインしきれない部分があります。その中で辿り着いたのが、ヒトの根本的な欲求から出発する「発散的なインサイト駆動アプローチ」です。
物理空間からデジタル体験まで一貫して、人間中心設計を実践してきた経験をもとに、デザインプロセスの革新に対する挑戦と情熱についてお話ししました。
聞いていただいた方々からは、共感や興味を持っていただける声を多くいただきました。既存プロセスにおける問題提起と、それにどう対応していくのかという考え方を共有できたことで、同じ問題意識を持っている方たちに向けて、一つの方向性を提示できたのではないでしょうか。
新規事業創出におけるデザインの可能性を感じていただけていれば幸いです。
登壇スライドは、別の記事で大公開しますのでお楽しみに!
パネルディスカッションの登壇:”デザイン態度”から考える私の軸とこれから | 竹本慶太郎
オープンステージでは、Sun*の開発部門からDivision Managerである竹本慶太郎が、株式会社グッドパッチの石井さんと、株式会社ビズリーチの大河原さんとともにパネルディスカッション「“デザイン態度”から考える、私の軸とこれから」に登壇しました。
会社も立場も違う3名ですが、ものづくりの根っこの部分では驚くほど共通点が多く、「デザインをどう捉え、どう向き合うか」という姿勢において強く共感する場面が打ち合わせの段階から何度もあり、当日のディスカッションだけではすべてを語り切れなかったほどでした。
一方で、デザイナーとしての歩みや関わってきたモノ・コトは異なるため、自分にはなかった視点や考え方から、たくさん刺激を受ける部分もありました。
同じ「デザイン」という言葉を使っていても、その背景や価値観は人の数だけ違っていて、だからこそ対話の中に発見があるのだと実感する時間でもありました。
「態度」というテーマは、少し抽象的に聞こえるかもしれません。
しかし、デザインのプロセスやアウトプットを形づくっているのは、結局その人の「態度」であり、ものごとを「どう観察し、どう捉え、どう行動するか」なのだと改めて感じさせられました。
竹本にとっては、パネラーである前に、ひとりのデザイナーとして純粋に会話を楽しみながら、自分自身の「デザインに向き合う態度」を見つめ直す時間にもなりました。
立場や役割を超えてフラットに語り合える場が、デザインにおける学びと成長を豊かにしてくれるのだと改めて実感できる場でもあったのではないでしょうか。
おわりに
3年ぶりのDesignship参加を通じて、Sun*のデザイン組織の成長と広がりを、多くの方にお伝えすることができたのではないでしょうか。
ブースに立ち寄ってくださった皆さん、セッションに参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました!
Sun*のオフィスやバーカウンターに興味を持っていただいた方は、ぜひオープンオフィスに遊びにいらしてください。
実際にSun*のこだわりを体験していただけることを楽しみにしています!
Sun*デザイン組織についてはこちら↓
Sun*DesignSpace
https://design-space.sun-asterisk.com
Sun*オフィスに遊びに来れるオープンスペースはこちら↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScvRvrvD7wqodxTQIn6VO2lGpe70yBTpcB0r0mgazoDE69orw/viewform