エンジニアとデザイナーって近いの?遠いの?
そんな問いから生まれた、お互いの領域に関心のあるエンジニアとデザイナーのためのイベントを、エンジニア向けの勉強会を日々開催するYUMEMI.growさんと一緒に企画・開催しています。
今回はエンジニアとデザイナーのオフ会 vol.5「この1年はどうだった!?デザイナーとエンジニアの全力振り返りNight!」を開催しました。
イベントページ:https://yumemi.connpass.com/event/345871/
これまで、あえて使いにくいUI/UXを作成する「vol.1 へっぽこUIハッカソン」
デザイナーとエンジニアのメンタルモデルの違いについて話す「vol.2 デザイナーとエンジニアのぶっちゃけNight!」、エンジニア×デザイナーの協業に関するライトニングトーク会「vol.3 デザイナーとエンジニアの語りあわNight!」「vol.4 デザイナーとエンジニアのハロウィントークNight!」を経て、5度目の開催となります。
前回のオフラインイベントの様子はこちら
https://note.com/sunasterisk/n/n522b75ff7540
目次
なぜ「振り返り会」をイベントにしたのか
初回のエンジニアとデザイナーのオフ会を開催してから、約1年が経ちました。また春は出会いや別れがあったり、年次があがったりと、環境も気持ちも変化のある季節です。
この時期は「この1年何をやったかな?今年1年何を頑張ろうか?キャリアどうしようかな…」そんなことを考えることも普段より増えるのではないでしょうか?
そこで、次の1年をポジティブにスタートできるよう「振り返り」をテーマにイベントを開催することにしました。
振り返りワークについて
まずはじめに、振り返りに使用したツールをご紹介します。
左から、
①振り返りシート
②冒険シート
③ノベルティ
これらのツールをワークの中でどのように活用したのかは、次にご紹介する「全力振り返りNight!当日イベントレポート」の中でお伝えしていきます。
ワークは1チーム3人になり、自己の振り返りタイムと、他の参加者の振り返りの共有タイムを交互に繰り返しながらおこないました。
他の参加者の振り返りを聞くことで、
・自分も考えてはいたが、言語化まではできていなかったことを発見できる
・新しい視点を学べる
また他の参加者に共有することで
・「やらなきゃ」という気持ちが生まれ、その気持ちを持って日々の業務の中で今年一年の目標を実行しやすくする
そのような相乗効果が生まれるのではと考えました。
全力振り返りNight!当日イベントレポート
それではここからは、当日の様子と共にお届けしていきます!
1年分の足跡をたどる、振り返りシート
ワークショップのはじまりは、この1年間をじっくり振り返る個人ワークからスタート。
日々の忙しさの中で、つい忘れてしまいがちな出来事も、改めて時間をとって振り返ることで、自分にとっての大事なエピソードが浮かび上がってくる時間になりました。
振り返りシートの目的:「自分らしさ」に気づき、他の人からヒントをもらう
この時間の目的は、「自分が何をしてきたか」を思い出しながら、そこに潜む強みや弱みに気づいてもらうこと。
ただ自分のことを振り返るだけでなく、他の参加者の経験やストーリーを知ることで、「こんな考え方もあるんだ」「そんなふうに乗り越えたんだ」と、新たな視点を得てもらうことを目指しました。
自分では気づきにくい「自分らしさ」も、誰かとの対話の中で思わぬ形で言語化されることがあります。そんな気づきのきっかけになればと願いながら、シートを設計しました。
振り返りシート設計のポイント
✅ 初対面でも話が弾む“きっかけ”をつくる 参加者同士の経験を共有することで、初対面の参加者同士の関係構築を促進する仕掛けにもなっています。質問カードを用意して、初対面の参加者同士でも会話が弾むようにしてます。
この振り返りの時間が単なるウォームアップではなく、「この人ともっと話してみたい」と思えるような関係づくりのきっかけになっていれば嬉しいです。
参加者の方からは、「忙しいと自分自身で1年を振り返る時間がなかなか取れないので、こういう機会があるのはありがたかったです。」「時系列で見返すことで「あ、こんなこともあったな」と忘れていたことを思い出せたのも良かったです!」という声をいただきました。
来年の冒険シートで自分の未来を妄想してみる
一年間の振り返りを行ったあとは、参加者一人ひとりが自分自身と向き合い、来年の冒険を具体化していきました。
冒険シートの目的:自己理解を深め、挑戦への道筋をつくる
振り返りシートで明らかになった一年間の経験をもとに、参加者それぞれが自分の「武器」と「弱点」を言語化し、それらを踏まえて「来年こんな冒険をしたい!」を考えました。
自分の強みと弱みを客観的に把握することで、より実現可能な挑戦目標を設定できるようになります。これにより、単なる夢物語ではなく、自分の特性を活かした具体的な冒険プランへと発展させることができました。
冒険シート設計のポイント
✅ 他者からのフィードバックを取り入れる仕組み
グループでの共有タイムを設け、他の参加者から「あなたの武器はこれもあるよ」という新たな視点をもらえる時間としてます。実際に、「それって弱点として認識してるけど実は強みでもあるよね」「その武器があったから振り返りシートに書いていた事ができたんだね!」といった他の参加者から多角的な視点でコメントをいただき、自分の解釈を広げるきっかけになりました。
✅ 強みと弱みのバランスを可視化する工夫
シート上で武器と弱点を対比させることで、弱点を克服するだけでなく、武器を最大限に活かせる冒険プランを考案しやすくしました。
唯一無二のノベルティを作成する
ワークショップの当日はすごく盛り上がっても、時間が経つと意外と忘れてしまうものです。そこで「せっかく得た気づきや目標をずっと覚えていてほしい!」そんな想いから、今回ノベルティを作りました。
ノベルティの目的:この日得た体験を手元に残す
今回のワークショップでは「冒険シート」を使って、参加者それぞれが自分の「武器」「弱点」「挑戦したい冒険」について考えました。
しかし考えただけで終わったらもったいない!そこで「最初の一歩」を言語化し、ノベルティに書き込んでもらうことにしました。
ノベルティを日常の中でふと目にすることで、自分の目標を思い出し、忘れずに行動できる。 そんな仕組みを目指しました。
ノベルティ設計のポイント
✅ カスタマイズできるデザイン
表面には自由にシールを貼れるスペースを用意。シールを貼って自分らしく目標を表現することで、より愛着が湧くノベルティに仕上げました。
参加者からは「シールがたくさん用意されていて、自分の好きを詰め込めたので気に入っています!」という声もいただきました。また仕上がったノベルティを実際にスマホケースの中に入れてくれる方がいらっしゃり、とても嬉しかったです!
✅ 会社情報にアクセスできることで、キャリアの選択肢を提案
裏面にはYUMEMI.growさんとSun*の企業サイトにアクセスできるQRコードを掲載。ワークショップ後もそれぞれの会社情報に気軽にアクセスできるようにすることで、その会社での働き方を知ってもらうこと。その先にキャリアの選択肢が増えるきっかけになったらと考え、会社情報を掲載することにしました。
振り返りワークショップをやってみて
今回のワークショップでは、過去を振り返り未来への一歩を考えることを大切にしました。
参加された方からは、「しっかり振り返る時間があり、その中で次にチャレンジする目標まで具体化できたので、あとはアクションするだけですね!」という感想をいただきました。
このような感想をいただいたことで、今回のワークショップが、参加者の皆さんの新たな一歩を踏み出すきっかけになったと感じられて嬉しいです。
懇親会
ワークショップ後、参加者同士の交流を目的とした懇親会タイムを設けました。
食事を囲みながらワークショップのテーマだけでなく業務の悩みや日々の気づきなど、さまざまな話題で盛り上がりました。
特にワークシートをきっかけに、「実際の現場では?」といった具体的な議論も自然と生まれ、意見交換が活発に行われました。
リラックスした雰囲気の中で、普段話せない職種の人とつながるきっかけにもなった今回の懇親会。新しい視点を得る貴重な時間になったのではないでしょうか。
ワークシートの資料をおすそわけ
今回のイベントで使用した「振り返りシート」「未来の冒険シート」をシェアいたします。
ぜひ皆さんの振り返りにご活用いただけたら嬉しいです。
https://lp.sun-asterisk.com/hubfs/pdf/YUMEMI-Sun*event_worksheet.pdf
参加者で集合写真
次回開催予定
次回vol.6のイベントでは、今ホットトピックスである『生成AIとエンジニアリング、デザイン』をテーマに開催予定です。
ぜひ一緒に、AIと共創するエンジニアリング/デザインを体感しませんか?
イベント概要
表題:UIデザインの再発明〜ウチは生成AIしか使わないから〜
日時:2025/06/11(水) 19:30 ~ 21:00
形式:オフライン ( Sun*Office )