幅広い領域をカバーするプロジェクトマネージャー(PM)として、多様なバックグラウンドを持つメンバーがSun*には在籍しています。なぜ、多様なメンバーが活躍できるのか?その理由には、「受容性」を持つカルチャーと、PM業務の幅広さがあります。
今回は、PM組織のDivision Managerである宮城にインタビュー。自身のキャリアと共に、多様さを根柢で支えるSun*のユニークなカルチャーと、組織や事業領域の拡大など進化をし続ける中、これからのSun*に必要な人材像について聞きました。
目次
理論の世界から、よりユーザー目線に立った「手触り感」のある現場へ
高専で電気工学科でMRIに関わるコンピュータシミュレーションを研究し、情報分野に触れたことを機に大学へ編入して、大学院の博士課程まで進みました。コンピューターを使って、量子力学の視点から薬の構造をシミュレーションし、企業との協働研究によって実験での結果と比較するような、極めてアカデミックな世界でした。研究は楽しかったのですが、スパコン(スーパーコンピューター)を1年回してようやく結果が得られるような時間軸の中で、今後のことを考えた時に、どこかの企業が資本を投下して同じ研究を始めたら一瞬で抜かれてしまうと思い、就職を選びました。
一社目は、社員のほとんどが博士号取得者というクライアントワーク企業で、医療機器メーカーの研究開発に携わりました。手術中にカメラからの映像を基に計算した結果から医師をサポートするための情報を与えるというもので、画像処理、機械学習、ディープラーニングの技術を使って、実際に現場のデータを用いながら研究開発を行っていました。
その後、経営層の取り組みによりAI技術を用いたDX推進を進めようとしていたサインポスト株式会社に入社します。ここではJR東日本スタートアップと組んで、「次世代の無人小売店舗」を作るプロジェクトに3年ほど関わりました。ソフトウェア構築だけでなく、ハードウェアや技術的な制約を基に店舗設計などに関わることや、赤羽駅や大宮駅に何か月も常駐しながらお客様に最新技術を用いた購入体験をしてもらうことも仕事でした。店舗のバックヤードでお客さんが「すごい!」と喜んでくれる声を直接聞いた時、とても嬉しく、この体験が「ユーザーの近くで貢献したい」という後の仕事観に繋がっていると思います。
「誰からも助けてもらえない環境」を求めて、PM未経験でSun*ベトナムへ

二社目を退職後、あえて日本のエージェントは使わず、タイやベトナムのエージェントを通じて海外で働く道を探しました。自分が何をしたいのか考えた時に、分野問わず色々なことを知り、様々な人とコミュニケーションを取るのが好きだったこと、また大学の時に研究発表で様々な国を回った体験から「学んだことを活かして日本以外で貢献できないか」と思ったんです。
Sun*ベトナムを紹介された時、プロジェクトマネージャー(PM)を専門的に務めた経験はありませんでした。ただ、無人店舗の開発ではハードウェアの選定から店舗設計、エンジニアリングまで、実質的にプロジェクトのすべてを自分で推進していたので、その経験は活かせるのではないかと考えました。
研究系のキャリアにこだわりはなく、「誰からも助けてもらえない環境で自分が生きていけるのか試したい」という、新しい文化に自分が定着できるか挑戦したい気持ちと、二社目で感じた「ユーザーに近い関わり」ができれば良いと思っていました。これまで「常に新しいことを経験していきたい」という気持ちをもとに選択してきたので、「どうしてSun*を選んだのか?」と面接で質問された時にも、私の経歴がほとんど参考にならないんですよね(笑)。
ベトナムに入り込んだ2年間を経て、PMとブリッジSEを深く理解する立場に
Sun*には2020年2月に入社しました。直後にコロナ禍となりましたが、11月にはベトナムへ渡りました。以降の約2年間、日本に帰れない状況でベトナム人メンバーだけの案件をリードし続けました。開発が中心で、プロジェクトで日本人とのコミュニケーションも3年目になるまでなかったのは、社内でも特殊な経験だと思います。
ベトナムでは開発案件に特化していた一方、PAO(Project Acceleration Office)に関わる機会をもらいました。PAOは、問題のある案件を検知して立て直す役割が中心です。それまで様々なプロジェクトでベトナムメンバーとコミュニケーションを取っていたので、現場の特徴を掴むことができていました。そこからPAOメンバーとして認めてもらい、並行して炎上案件の立て直しに入るようになりました。
その後、ベトナムに居ながら、2023年には新設したブリッジSEのUnit Manager、そして現在のPM組織のUnit Managerを経験し、現在のDivision Managerへと役割を広げてきました。日本のブリッジSEとPM、ベトナム側のブリッジSEに対しても教育や評価、採用に関わり、昨年からはベトナムで正式にブリッジSEを教育する組織のマネージャーも兼務しています。日本とベトナム、両方の組織体制やメンバーのケイパビリティを理解していることが、採用や体制構築に活きていると思います。
元は新しいことを色々やりたい、という人間でしたが、徐々に「人とコミュニケーションを取って、相手のためにプラスになる何かをすること」が働く上での喜びになってきましたね。教育や採用、評価に向けた目線合わせなどもそうですが、今は、自分と関わった人が少しでもプラスになってもらえることを成し遂げることがやりがいになっています。
幅広い領域をカバーするSun*のPMに求められる要素とは

Sun*のPMは「この経験がないとハマらない」ということがありません。
社内には、WebディレクターからPMになった人や、様々な業界・業種を経験したメンバーがいます。自分の場合はAI領域のエンジニアでした。Sun*のクライアントにはスタートアップ・エンタープライズのどちらのお客様もいらっしゃるため、例えばPoC案件をスタートする際に、その業界の当たり前や期待値を知った上でコミュニケーションを取る必要があります。この時、様々な背景のメンバーがいることで、顧客ごとに合わせたコミュニケーションが出来るのだと思います。こうしたバックグラウンドの多様さは、Sun*のPM業務の幅が広い環境だからこそ、生きるものだと思っています。
仮に前職でPMという肩書ではなかったとしても、Sun*のPMとして活かせる力があり、ハードスキル・ソフトスキルをパズルのように当てはめた時、求められるものと合えば活躍してもらえると思っています。そのため、面接の時には「PMをやってきました」だけではなく、どういう役割で、どんなフェーズで、何を判断基準にしていたのか、を聞きますし、希望についても、ただ「PMをしたい」だけでなく、具体的にすり合わせないと適切でないと思っています。
また、最近では大規模システム開発にも本格的に取り組んでいく方針で、億単位の規模の案件経験など、より体系的で強固なプロジェクトマネジメント知見を持つ方の力も必要になっています。これまで以上に、Sun*の受け皿も広がっていると思います。
一方で、Sun*のPMとして共通して必要な要素を挙げるなら、「期待値調整ができる」ことだと思います。
Sun*の場合、お客様の中でもまだ柔らかい、構想段階から提案がスタートすることが少なくありません。要件定義や設計を進めるとスコープも変化するので、「決まっていることしかやりません」ではなく、「この状態からどこまでやるかすり合わせましょう」と進めることが多くあります。かといって「全部できます」と安請け合いすると絶対にうまくいかない。大切なのは「コストに対してSun*のできることを見極めていきます」という姿勢をお客様にも伝え、進めながら認識を合わせていくことです。
また、話す相手がビジネス側の方かエンジニアかによってもコミュニケーションの抽象度が変わるので、ビジネスの目標と、具体的な機能開発の話を往復しながら、全員の合意を形成していく必要があります。
顧客だけでなく内部のメンバーに対しても同様で、パートナーさんの期待値を理解した上でお客様とスコープを交渉することや、 「ベトナムのメンバーは、これくらいの情報がもらえるはずだという期待を持っている」と理解して動くこと。これは社内のメンバーマネジメントにも共通していて、個人的には、マネジメント=「期待値調整」そのものだと考えています。
「若手メンバーの目標になってほしい」経験を活かして、仕事の幅も広げられる

Sun*では新卒でも中途でも、比較的早い段階から責任を持ってPMとして経験を積むので、早くに難易度の高い仕事に挑戦することができます。例えばSIerなどでエンジニア→プロジェクトリーダー→プロジェクトマネージャーと順番に経験していくと、コストや契約の部分に20年間触れたことがありません、という人も少なくないと思うんですよね。
Sun*だと1年目からプロジェクトの売上や、自分の単価、そしてお客様への提案について考えるようになりますし、自分で責任を持つようになります。抽象度の高いビジネスの話から具体的な開発工程まで、一通りを早い段階で経験できるというのは、キャリアの強みになると思います。
もう一つ、エンジニアやデザイナー、AI/データ領域など、それぞれ強みのある人達とプロジェクトの内外でコミュニケーションが取れるので、常に最新のトレンドを意識して仕事ができる、情報の質の良さがあると思います。
現在、若手メンバーの見本となるシニアPMを更に増やしていくために採用活動を活性化させています。転職活動をしている方々の話を聞くと、「自分たちがやっているマネージメントは、果たして正解なのか?」 「世の中で通用する体系的な手法を、自分は学べているのだろうか?」という声をよく聞きます。Sun*の社内では若手メンバーも多くおり、同様の悩みを聞くことがあります。経験値のある方に入ってもらうことで「あの人を目指そう」という目標を見つけてほしいと思っています。
特に、大規模システム開発のプロジェクトに関わる中では、SIer等でウォーターフォール型のプロジェクトマネジメントを経験している人がまだまだ必要ですし、BPR(業務改革)やITコンサルの要素を求められることもあります。例えば、「組織マネジメントよりも、顧客の最前線でプロジェクトマネジメントがしたい」とか(組織マネジメントを希望する方も歓迎です)、「特定業界での経験を活かしながら、少しずつ技術や業界の幅も広げたい」といったシニアの方には、ぜひSun*を選択肢として考えていただきたいですね。
「受容性」の文化が、個々の強みを加速させる

Sun*の強みを一つ挙げるなら、「受容性」のカルチャーだと思います。 面接で「どういう人がいますか?」と聞かれた時にも、「うちの会社にはいろいろな人がいます。なので、まずは相手を受容することが大事です」という話をしています。社内には本当に多様な人がいて、お互いが受け止め合っている。それが良いことでもあり、逆に自分を惑わす動機になる可能性もあるので、すべて受け止めつつ取捨選択できることが重要だと思っています。
Sun*では自分から手を挙げれば仕事を広げて関わることもできるし、逆にやらないことも選択できます。また、足りない部分があれば、プロジェクトを立てて自分たちで改善しに行くこともできます。それが実現できる環境は珍しいと思いますし、良いところだと考えています。私自身、教育への想いを口にし続けていたことで、ベトナムで正式にブリッジSEを育成する組織を任されるようになりました。
プライム上場企業でありながら、これほどまでに「手を挙げれば柔軟に広げられる」柔軟性を持った会社は、あまりないのではないでしょうか。
いろいろな人がいるので、全員が常に同じ方向を向いているわけではありません。でも、いざプロジェクトが始まれば、一つの目標に向かってとてつもない推進力を発揮する。そういう環境が、Sun*の尖っている部分だと思います。合わないと思う人もいるかもしれませんが、尖りがなければ何も起こらないし、人が集まることも無いと個人的には考えています。
Sun*では、飛び込める場所がたくさんあります。 いろいろな仕事ができるし、手を挙げれば社内の改善などにも関われるので、やりたいことを増やし続けられる環境だと思うんです。同じことだけを一辺倒にやる環境ではないので、主体的なエネルギーを持った方であれば、楽しんでもらえるのではないかと思います。
宮城 慧 / Satoshi Miyagi
株式会社SunAsterisk Project Manager
高等専門学校から豊橋技術科学大学の情報系学科へ編入、大学院で博士課程まで進む。とめ研究所で医療機器メーカーの研究開発に携わり、画像処理、機械学習、ディープラーニングなどAI技術を経験。JRの次世代型無人小売店舗開発を経験した後に、Sun*へジョイン。ベトナムでの開発PM、ブリッジSE組織やPMのマネージャーを務め、現在はDivision Managerとして日本のプロジェクトマネージャー組織を率いる。
関連する募集求人
プロジェクトマネージャーを目指すシステムエンジニア(リーディングプレイヤー)