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キリンホールディングス発の新規事業が第2回大賞に|日本新規事業大賞レポート

更新日: 2025年6月13日

キリンホールディングス発の新規事業が第2回大賞に|日本新規事業大賞レポート

東京ビックサイトにて2025年5月8日(木)、企業内新規事業を表彰するイベント「日本新規事業大賞 by Startup JAPAN」のピッチイベントが開催されました。ファイナリスト7名が登壇し、大賞にAI予測を使った薬局版・処方薬の置き薬「premedi」を提供するキリンホールディングス株式会社 田中吉隆氏、オーディエンス賞として製造業を横につなぐプラットフォーム「KAMAMESHI」を提供する日本製鉄株式会社 小林俊氏が輝きました。

本イベントは、企業の可能性を拡げる事業を立ち上げ、それにより企業変革を成し遂げている、大企業/中小企業の新規事業に贈られる大賞です。企業内新規事業の専門家が集結し、事業案を多面的に審査します。

審査員には、経済産業省をはじめ、株式会社アルファドライブ、株式会社quantum、株式会社Relic、株式会社ゼロワンブースター、株式会社ユニッジ、そして株式会社Sun Asteriskの井上が参加しました。

ピッチイベントには、キリンホールディングス田中吉隆氏、日本製鉄小林俊氏のほか、「耕畜連携もみ殻事業」を提供するあおもり創生パートナーズ株式会社 及川大佑氏、廃棄物分別特化AIエンジン「Raptor VISION」を提供するリコーグループ 田畑登氏、ANA Study Flyを提供するANAホールディングス株式会社 渡海朝子氏、はたらく部/HR高等学院 株式会社NTTドコモ 山本将裕氏、「Meta Me」を提供する株式会社NTTドコモ 吉田直政氏が登壇。多彩な企業内新規事業をプレゼンテーションしました。

受賞に際して、キリンホールディングスの田中氏は以下のようにコメントしました。

田中氏:
こうした場で評価していただいたことがとても嬉しいです。社内新規事業になるので、こういったピッチをすることがなかったのですが、日本新規事業大賞はそういった機会になり、運営いただいたみなさまに感謝申し上げます。この賞を受賞することができたのは、チームメンバーのおかげなので、なによりもメンバーみんなに感謝と今日の気持ちを分かち合いたいと思います。

また、審査員とプレゼンターを務めた経済産業政策局 競争環境整備室長 池田陽子氏は、以下のように振り返りました。

池田氏:
「政府としても国を挙げてスタートアップ支援に力を入れてきている中で、グロースドライバーの特定を含め、日本企業のさらなる急成長を予感させられる革新的で素晴らしい内容でした。大賞を受賞された「premedi」をはじめ、登壇されたすべての事業において、社会が直面するさまざまな重要な課題に向き合っておられ、エネルギーと迫力の溢れるプレゼンに感銘を受けました。今後ますます素晴らしい事業へと進化していくことを期待しています。」

企業内で新規事業に挑戦する風土を醸成し続けるためには、制度や支援体制の整備にとどまらず、挑戦者が報われる文化の構築が不可欠です。今後、社内起業家一人ひとりの挑戦が正当に評価され、その経験が次なる挑戦者を生む好循環が生まれることで、日本企業発の新たなイノベーションが加速していくことを期待しています。

登壇者(登壇順)

あおもり創生パートナーズ株式会社 発新規事業
耕畜連携もみ殻事業
及川大佑

日本製鉄株式会社 発新規事業
製造業を横につなぐプラットフォーム「KAMAMESHI」
株式会社KAMAMESHI 代表取締役社長 小林 俊

キリンホールディングス株式会社 発新規事業
AI予測を使った薬局版・処方薬の置き薬「premedi」
Cowellnex株式会社 田中吉隆

リコーグループ 発新規事業
廃棄物分別特化AIエンジン「Raptor VISION」
田畑登

ANAホールディングス株式会社 発新規事業
ANA Study Fly
渡海朝子

株式会社NTTドコモ 発新規事業
はたらく部/HR高等学院
株式会社RePlayce 代表取締役 山本将裕

株式会社NTTドコモ 発新規事業
Meta Me
吉田直政