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採用の先にある企業と個人の可能性を拡げたい ―元人事が見出すxseeds Hubの価値

更新日: 2025年9月4日

採用の先にある企業と個人の可能性を拡げたい ―元人事が見出すxseeds Hubの価値

Sun*ではIT/DX領域を中心に組織の体制構築を支援しています。「xseeds Hub(エクシーズハブ)」はそのソリューションの1つで、海外トップ大学の優秀層があつまるエンジニア採用プラットフォームです。今回は、人事を含む多様なキャリアを経て新たにメンバーとなった宮脇さんに、xseeds Hubへの熱い想いを伺いました。

「目の前の困っている人の可能性を拡げたい」キャリアを貫く想い

フィットネス業界でBtoC、BtoB双方の運動指導やプログラム開発に携わった後、健康経営のコンサルタントとして独立し、法人向けに営業や課題解決型の支援、また記事の翻訳・通訳の仕事をしました。その後、外資系の旅行会社でバイリンガル採用業務、国内のIT企業でエンジニアの新卒・中途採用に携わるなど、人材採用に関わるキャリアを歩んできました。

共通して大事にしてきたのは、目の前の困っている人に寄り添い、一緒に課題を解決して、可能性を拡げていくことです。それができる仕事、かつ自分自身のスキルアップにもつながる仕事をこれまで選んできました。

最初の会社でインストラクターをしていた頃は、すでに運動する意志を持った方々がお客様でした。一方で、友人や家族など身近な人と話をすると、「運動する気が起きない」「興味はあるけど、きっかけがない」という人がすごく多かったんです。特に衝撃的だったのが、バリバリの営業職で外回りをしている友人が、朝食にビスケットを食べていると知った時でした。運動に興味がない人達にも、運動の楽しさを伝えたいという想いが強くなり、健康経営コンサルタントとして独立しました。

法人向けの仕事を通して、経営層へ向けて魅力的にサービスを伝える経験や、イベントの企画・運営に際して周囲を巻き込み推進する経験を積むことができ、現在のBtoBセールスの基盤になったと思います。また、キャリアアドバイザーとして個人の働き方や価値観に触れる機会があり、HR領域への関心も深まりました。

採用担当として感じた違和感と、xseeds Hubとの出会い

健康経営コンサルタントを経験した後、コロナ流行を機に、外資系の旅行会社へ転職しました。ここでは関心を強く持った人事の仕事に関わる機会をもらい、主に中途採用の担当として、多国籍な人材の採用活動を経験しました。その後、前職である国内IT企業へ転職し、新卒と中途のエンジニア採用に携わっています。

前職では採用から入社後の定着支援まで一貫して関わることができ、IT人材の市場構造や職種特性を学ぶことができました。その一方で、心に引っかかる点がありました。会社として外国籍の方を採用しない方針があり、どれだけ素晴らしい経歴の学生でも、面接に進めることができなかったんです。「クライアントワークを行う上で日本語のコミュニケーションに不安がある」という理由からでしたが、海外留学を経験し、前職で海外出身者の採用も経験していた私は、この方針にずっとモヤモヤしていました。企業が抱える人材課題の本質は、単なる人数不足ではなく、「適切な人材との出会い方」や「育成・活躍を支える仕組み」にあると強く感じるようになりました。

そんなタイミングで、xseeds Hubの廣野さんと出会いました。サービスを知り、海外の優秀なエンジニア学生を単に紹介するのではなく、大学の中に入って教育するところから、採用活動はもちろん、内定後や入社後のオンボーディングまで一貫して支援するというモデルが素晴らしいと感じました。

このサービスを日本中に知ってもらいたいと思いましたし、Sun*の「誰もが価値創造に夢中になれる世界」というビジョンが、私自身がこれまで「人の可能性を引き出す支援」をキャリアの軸にしてきたことと深く重なりました。営業という立場で採用決定を支援することにとどまらず、その先の「活躍」まで関われること。さらに、日本の構造的な人材不足、特に企業のエンジニア不足という課題の解決に向けて、自分の経験を活かせる環境があることが、入社を決断する大きな理由になりました。

人事を経験したからこそ感じる、xseeds Hubの価値とは

xseeds Hubは、単なる海外新卒人材の紹介サービスではないと考えています。海外の優秀な学生を育成し、日本企業の成長につなげるという明確なミッションのもと、候補者との関係性の深さと、企業へのマッチングの質を大切にしているサービスです。

入社してすぐに驚いたのは、学生データベースの充実度です。人事経験者から見た時に、国内の新卒採用では見られないような部分まで細かく書かれていることに感動しました。学生一人ひとりの日本語力や性格診断結果、GitHubの内容、学習してきたITスキルまで一目で分かりますし、教師からのコメントや動画も視聴できて、人間性まで事前に把握できる。この充実したデータベースがあるからこそ、安心して選考に臨むことができるのだと思いました。

それから、ベトナム現地での選考会に参加する中で、色々な気付きがありました。選考会の流れは日本と大きく変わらないのですが、ベトナムの学生さんは、面接での質問に対する回答を作りこむのではなく、その場で自分の考えを伝えるスタイルです。内容としても、日本だとアルバイトやサークル、大学で学んだことなどを聞くことが多いですが、ベトナムの大学生は、朝8時から夜8時くらいまで、勉強しかしていないんですね。なので、企業からの質問も、細かい技術的な内容が中心でした。文化や前提の違いを事前にしっかりとお伝えして、採用側の不安を取り除くのが私たちの重要な役割だと感じました。

企業様とやり取りをさせていただく中で、海外人材に対する漠然とした不安や、受け入れ体制のハードルを感じていらっしゃる声も多く聞きます。一方で、「しっかり育てて活躍してもらえれば、組織に良い化学変化が起こるはずだ」といった期待の声も多く、企業の未来に向けた前向きな変化を支援する立場として、大きなやりがいを感じています。

すでにご利用していただいている企業様からは、xseeds Hubで採用した人達が活躍していることで、採用を実現した企業担当者の方が社内で評価されてポジションが上がった、という話も伺いました。サービスの価値がその企業の中で認められているように感じて、嬉しかったですね。

人材不足を理由に、企業の変革を諦めてほしくない

私は、企業が人材不足を理由に変革を諦めるのではなく、可能性を前向きに掴みにいける状態をつくりたいと思っています。そのために、単なる人材マッチングにとどまらない、採用設計・育成体制・定着支援といった企業の仕組みづくりまで踏み込んだ、本質的な支援ができる営業を目指しています。

まずは外国籍の学生さんに対する受け入れのハードルをできるだけ下げていきたいですし、xseeds Hubのサービスを魅力付けして、日本中に広めていきたいですね。人事の立場も分かるので、安心してサービスを利用していただけるようなフォローの大切さも理解しています。

将来的には、「海外新卒採用といえばxseeds Hubだよね」と国内外から認識されるようなサービスにしていきたいです。そのためにも、今はベトナムの学生さんがメインですが、インドネシアやマレーシア、ブラジルといった、他の国の学生さんの採用支援にも積極的に関わっていきたいと考えています。

個人としてもチームとしても、採用の先にある「人の活躍」を支える存在、企業と候補者、両方に対して価値ある出会いを増やしていける存在でありたいと思いますし、グローバルな文脈で人と組織の成長に貢献し続けていきたいです。


宮脇 奈菜 / Nana Miyawaki

大学で英文学を学び、アメリカでの交換留学を経験。フィットネス業界のインストラクターとしてキャリアをスタートした後に、健康経営コンサルタントとして独立。その後、人材採用領域に関わり、外資系旅行会社の中途採用、IT企業のエンジニア採用担当などを経て、Sun*へ入社。


xseeds Hubサービスサイトはこちら

https://xseeds-hub.sun-asterisk.com/