物流におけるコスト削減や品質向上に効果的な手段の1つが、物流システムの導入です。また、物流システム開発会社に依頼するメリットには、物流ノウハウの活用や業務効率化、データ分析の容易化などが挙げられます。
この記事では、物流システム開発におけるおすすめの企業について解説します。物流システム開発の導入事例も交えて解説しますので、参考にしてください。
目次
物流システムの開発でおすすめの企業9選
物流システムの開発でおすすめの企業を9社紹介します。以下は、それぞれの企業の詳細です。
ロジスティードソリューションズ株式会社
ロジスティードソリューションズ株式会社は、600社以上の企業にITソリューションを提供しています。
また、3PL事業に不可欠なロジスティクスITの構築や、SCM・国際物流システムなどの高度なノウハウを持つシステムインテグレータとして、多くの顧客をサポートしています。
特に製造業、卸売・小売業、物流業の顧客向けに、WMSやTMSなどの物流システムを開発した実績が強みです。
株式会社ロジエンス
株式会社ロジエンスは、幅広い提案と手厚いサポート体制で定評のある企業です。システム開発だけでなく、他メーカーの物流ソリューションやメンテナンスにも精通しています。24時間365日体制で安定稼働をサポートする部署を運営しているため、運用後のトラブルにも迅速に対応します。
ホンダロジコム株式会社
ホンダロジコム株式会社は、1990年代から物流システム開発に取り組み、数多くのプロジェクトを成功させてきた実績があります。バーコードリーダーやスキャナーの活用方法に加え、作業効率の分析などのコンサルティングノウハウも持ち合わせています。
日軽物流株式会社
日軽物流株式会社は、親会社である日本軽金属ホールディングス株式会社の物流業務を担当する企業です。しかし、日軽物流株式会社は単なる物流業務の担当に留まらず、委託システムの構築にも注力しています。
特に、アルミの取り扱いにおいて高い品質管理技術を持っていることが特徴です。全国に営業所を構え、定期的な訪問による手厚いサポートも実施しています。
株式会社エイチビーラボ
株式会社エイチビーラボは、物流システムの開発から運用まで、幅広い領域でサポートに定評のある企業です。ベトナムでの物流システム開発に特化しており、その実績は229件にも上ります。
クライアントの課題を的確に把握し、問題解決のための物流システム開発やクラウド型物流システムの提案を得意としています。
株式会社イントラスト
株式会社イントラストは、D2C物流システムの構築や支援を得意とする企業です。システム開発に加えて、管理業務の可視化や業務改善にも取り組んでいます。事前調査であるワークサンプリングを通じて、発注元企業が認識していない課題も解決することが強みです。
株式会社エス・エー・ティー
株式会社エス・エー・ティーは、パッケージ製品「CLS物流管理.net with Smart Client」で高い評価を得ている企業です。
クラウド型サービスとして、営業所に点在する情報を一元管理する高度なシステムを提供しています。CLS物流管理.net with Smart Clientは、多くの企業に採用されており、確かな実績と品質を誇ります。
株式会社コンピュータ・オートメーション
株式会社コンピュータ・オートメーションは、提案力と実績に定評のある企業です。主に、管理業務のシステム化を推進しています。
また、倉庫内のロボットやコンベヤの提案、自動制御の推進を行っています。大手メーカーの物流拠点システムとの取引実績もあるため、信頼性の高い企業です。
株式会社Sun Asterisk
株式会社Sun Asteriskは、クライアントからの指示に従うだけでなく、サービスの成功によってユーザーに感動体験を提供することをミッションにしています。
物流業界の業務やオペレーション、システムに精通したメンバーが、クライアントのニーズに応じて、解像度の高い未来を見据えた提案を行います。
また、支援の範囲が幅広いことも特徴です。具体的には、上流のシステム設計から、アジャイル開発による実装、UI/UXデザインまで、一気通貫で支援します。
https://sun-asterisk.com/service/development/
物流システムとは
物流システムとは、物流に関する一連のプロセスを効率的に行うための技術のことです。物流に関する一連のプロセスには、製品や原材料の輸送、保管、管理、配送などが含まれます。
物流システムには在庫管理、輸送管理、倉庫管理などの機能が含まれており、サプライチェーン全体の最適化を目指しています。また、高度な物流システムを導入することで、コスト削減やサービス品質の向上が可能です。
物流システムの種類
物流に関する業務は幅広いため、1つのシステムですべての業務に対応することはできません。そのため、物流システムは主に以下の3つに分けられます。
・生産管理システム(MES)
・在庫管理システム(WMS)
・配送管理システム(TMS)
なかでも、生産に伴う現品、情報、原価の流れを統合的に管理するのが生産管理システムです。品質、原価、納期を一元管理し、IoTやAIを活用して高精度の予測やリアルタイム情報共有を実現します。
物流システム開発を企業に依頼するメリット
物流システム開発会社に依頼する主なメリットは多岐にわたります。具体的なメリットとして挙げられるのは、物流ノウハウの導入、業務効率化、コスト削減の実現、データ分析の容易化などです。
開発会社は、多くの事例を通じて蓄積されたノウハウを提供し、最適な配送ルートの抽出や効率的な配車依頼を実現します。また、システム保守運用やセキュリティ対策のアウトソーシングにも対応しています。さらに、データ管理や分析機能のカスタマイズにも対応可能です。
物流システム開発を企業に依頼するデメリット
物流システム開発会社に依頼する際には、いくつか注意すべき点があります。具体的な注意点は以下の通りです。
・開発費用がかかる
・自社の要望がうまく伝わらないリスクがある
・自社に合ったサービスの選定が難しい
・費用が膨らむ可能性がある
予算を明確にしたうえで、要件定義やシステム設計に関する認識の相違を防ぐことが大切です。そのため、コンサルティング対応をしてくれる開発会社を選ぶことが推奨されます。
物流システム開発を依頼する企業の選び方
物流システム開発会社を選ぶ際には、自社の物流プロセスにおける課題を明確にすることが大切です。具体的には、在庫管理や配送管理などの工程ごとに分析することが推奨されます。
非効率な配送ルート計画や情報共有の遅れなど、具体的な問題を特定できれば、自社のニーズに合った開発会社やサービスを見つけやすくなります。
また、ビジネスマッチングサービスのコンシェルジュに相談することも効果的です。自社に最適な開発会社を仲介してもらうことができます。
物流システム開発の導入事例
Sun Asteriskにおける物流システム開発の導入事例について解説します。具体的な企業と、それぞれの詳細は以下の通りです。
1. GLP ALFALINK
2021年9月にオープンした世界最大規模の物流プロジェクト、GLP ALFALINKの事例について解説します。
具体的には、その施設の利用者向けアプリを日本GLP社およびグループ会社のモノフル社とともに共創した事例です。
Sun Asteriskは、施設と連携したアプリ開発を、Business、Tech、Creativeの各エキスパートチームで進めています。要件定義から開発実装まで、日本拠点17名、ベトナム拠点57名の計74名が参画し、スケジュール管理と外部機器との連携に注力しました。
2. トラック簿
GLPの子会社である株式会社モノフルは、2019年4月に「トラック簿」をリリースしました。「トラック簿」とは、トラック配送の予約や受付を管理するバース管理サービスです。
GLPは、物流業務の効率化とコスト削減を目指す物流プラットフォーム企業です。しかし、具体的なプロダクトの実現方法が不明確で、エンジニアもいない状態でした。
そこで、Sun Asteriskに依頼が寄せられました。結果的に、内製では難しいスピードと高品質なフレキシビリティを保った開発を実現しています。
3. ダイキン工業株式会社
2024年4月からのトラックドライバーの労働時間規制に伴い、荷揃え待ちやバース開放待ちによる無駄な拘束時間の発生という問題を解決する必要が出てきました。
そこで、Sun Asteriskはダイキン工業の配送センターで、ドライバー待機時間削減と業務効率化を図るスケジュール管理システムの開発を支援しました。これにより、トラックドライバーの働き方改革に対応し、物流の効率化につながっています。
まとめ
物流システムを活用すれば、物流に関する業務の効率化が狙えます。しかし、物流に関する業務は多岐にわたるため、適切な機能の備えたシステムを導入することが大切です。
Sun Asteriskは圧倒的に柔軟な開発リソースを背景に、クライアントのニーズに合ったアプリやシステムを提供します。
デザインやディレクションの依頼も可能なほか、仕様書がない状態でもアジャイル式でアプリやサービスの開発を始められることが利点です。
自社に合った物流システムの開発を検討している企業の担当者の方は、ぜひSun Asteriskへの依頼を検討してみてください。
貴社の物流システム開発を伴走、支援します。物流システムの開発のご相談やお見積りのご依頼は、お気軽にお問い合わせください。
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