新規事業を立ち上げる際は、本を活用して効率よく情報を集めましょう。企画立案や事業の進め方、マネジメントなど、実践的な知識を体系立てて学べます。この記事では、新規事業を学べるおすすめの本を10冊紹介します。新規事業の成功につながるポイントも解説するため、ぜひ参考にしてください。
目次
- 新規事業について本で学ぶメリット
- 新規事業の立ち上げについて学べるおすすめ本10選
- 改訂新版 超図解 新規事業立ち上げ入門
- マンガで入門!新規事業のはじめ方
- 新規事業の実践論
- 社内新規事業コンパス|イノベーションを起こすための[リレーショナルスタートアップ]の技法
- ビジネスフレームワークの教科書 アイデア創出・市場分析・企画提案・改善の手法 55
- 最速の90日! 新規事業成功バイブル 「君に任せたよ」と上司に言われたら……
- カラー版 マンガでわかる 事業計画書のつくり方
- 新事業開発 成功シナリオ ―自社独自の価値を創造し、成功確率を高めるための実践論
- コーポレート・エクスプローラー 新規事業の探索と組織変革をリードし、「両利きの経営」を実現する4つの原則
- ユーザーファーストの新規事業 社内の資産で新たな成長の種をまく
- 異能の掛け算 新規事業のサイエンス
- 事業構想を「書く」 ビジネスモデルを可視化し新規事業開発を加速させるフレームワーク
- 新規事業開発を成功させるポイント
- まとめ
新規事業について本で学ぶメリット
新規事業について書かれた本では、事業に必要なポイントや著者の体験などを学べます。ここでは、本で学ぶメリットを解説します。
新規事業に必要なことを理解できる
新規事業の本には、事業の進め方やノウハウなどが記載されています。新規事業について体系的にまとまっているため、必要なポイントを効率よく学習することが可能です。本は専門家や編集者の監修が入っており、信頼性が高い点もメリットです。目次から索引してピンポイントで情報を得たり、関連する知識を学んだりもできるため、新規事業に活用できます。
起業家や著者のリアルな体験・経験から考え方を学べる
新規事業の本には、起業家の実体験が記載されています。起業した際の体験や経験から、実践的な考え方を学べるでしょう。新規事業のマネジメントや失敗の事例など、リアルなエピソードから、重要な知識を得ることも可能です。役立つ具体的な行動やリスクを回避するコツも学べるため、新規事業の成功につなげられます。
新規事業の立ち上げについて学べるおすすめ本10選
新規事業の本の種類は、入門書や実践書などさまざまです。ここでは、新規事業の立ち上げを学べる本を10冊紹介します。
改訂新版 超図解 新規事業立ち上げ入門
新規事業の立ち上げについて、理論から実践までを7つのステップで解説した本です。著者の実体験から得たノウハウがまとまっており、必要なポイントが体系的にまとめられています。
新規事業の知識がない人や、ビジネス用語がわからない人でも、学びやすい点が特徴です。本書は初心者でもわかりやすいように、図や表などを活用して解説しています。主要なビジネスモデルや最新のフレームワークも学べるため、新規事業の入門書としておすすめです。
マンガで入門!新規事業のはじめ方
新規事業のはじめ方を、マンガの形式で学べる本です。事業の立ち上げから成功まで、新規事業のポイントがストーリーでまとめられています。新規事業の種を見つけ、障害を乗り越える方法など、8つのステップに分けて学べます。
また、アイデアの見つけ方や計画書の書き方、現場で役立つ知識を学べる点もメリットです。マンガを通して、新規事業を軌道に乗せるまでを追体験できるでしょう。
新規事業の実践論
新規事業の立ち上げや、5,000件以上の事業の支援をした著者が、具体的な実践論をまとめた本です。本書は新規事業の概要から実践までを網羅しており、5万部を突破するベストセラーとなりました。
新規事業を成功させるために、経営陣のやるべき行動が記載されています。たとえば、社内起業を勧めていたり、立ち上げの際の人数制限をしたりするなど、経験をもとにしたノウハウです。やってはいけないことも書かれており、具体的な解説を通じて学べる内容になっています。
社内新規事業コンパス|イノベーションを起こすための[リレーショナルスタートアップ]の技法
顧客との関係作りの重要性を説いており、新規事業の立ち上げに成功するポイントをまとめた本です。メンバーの集め方や人材育成など、新規事業の成功につながるアプローチを解説しています。
本書の特徴は、起業や独立する人ではなく、社内起業する人や、新規事業立ち上げの担当者などに向けて書かれている点です。技術を生かして新規事業を成功させたい人や、社内の技術や特許を活用したい人にもおすすめです。
ビジネスフレームワークの教科書 アイデア創出・市場分析・企画提案・改善の手法 55
新規事業に関するビジネスフレームワークがまとめられており、55の手法を解説しています。フレームワーク思考を用いて、問題解決やアイデア創出などにつなげるポイントを学べます。フレームワークを学び、実践することでビジネスの成功に近づけられるでしょう。
本書には、市場分析、企画提案、業務改善など、幅広いシーンで活用できる手法が多数紹介されています。それぞれ図や事例をもとに、体系立てて解説しています。フレームワークを使い慣れていない人でも、すぐに実践できる内容を学ぶことが可能です。
最速の90日! 新規事業成功バイブル 「君に任せたよ」と上司に言われたら……
最速の90日で、新規事業の立ち上げができるノウハウがまとめられています。たとえば、基礎を学んだり、新規アイデアを考えたりする工程が、日数ごとに分けて解説されています。アイデア発想方法、市場調査なども網羅されているため、新規事業の詳細を学べるでしょう。
無料の特典として、「マスター事業計画書」「新結合カード」をダウンロードできます。短期間で、新規事業の成功の過程を学びたい人におすすめです。
カラー版 マンガでわかる 事業計画書のつくり方
新規事業の立ち上げに欠かせない、事業計画書の作成方法を学べる本です。事業計画書の概要からわかりやすく解説しているため、初心者でも学びやすい点がメリットです。フォーマットをダウンロードできるため、はじめての事業計画書の作成にも活用できます。
本書はアイデアの作り方や収益・行動計画などが網羅されており、さまざまな計画段階で活用できます。失敗しやすいポイントも解説しているため、ケーススタディを学ぶためにも有効です。
新事業開発 成功シナリオ ―自社独自の価値を創造し、成功確率を高めるための実践論
新規事業開発を進める工程で、経験することを順番に解説しています。理論と成功事例を解説し、現場で役立つノウハウを学べます。新規事業開発の流れを直感的に理解できるため、必要な情報を得やすくなります。
付録に「新事業開発成功シナリオ構成ステップ」が添付されており、自身の工程を把握できます。新事業開発を経験したことがない人だけでなく、すでに取り組んでいる人にもおすすめです。
コーポレート・エクスプローラー 新規事業の探索と組織変革をリードし、「両利きの経営」を実現する4つの原則
新規事業の開発だけでなく、既存事業の効率化について記載されている本です。それぞれを両立させる手法とともに、創造的破壊を起こす企業の特徴や手法・フレームワークなども解説しています。新規事業開発の段階に分けて記載されているため、ステップごとに実践的な活用が可能です。
社内起業家の育成・支援の方法も解説されています。企業の自社の利点を把握し、多くの資源を活用する方法を学べるでしょう。
ユーザーファーストの新規事業 社内の資産で新たな成長の種をまく
著者の会員組織化の成功をもとに、新規事業立ち上げを体系的にまとめた本です。新規事業を立ち上げる際に直面する課題を具体的に紹介し、実践的なノウハウを解説しています。新規事業のプロセスだけでなく、顧客との関係を築くノウハウを学ぶことも可能です。
また、企画の立案や、ヒト・モノ・カネなどの経営資源の集め方も解説されています。新規事業の立ち上げの実践的なノウハウや、幅広い知見を学ぶ際におすすめです。
異能の掛け算 新規事業のサイエンス
新規事業の価値を創造するための、チーム論と方法論が書かれている本です。新規事業の専門家である著者は、異能の掛け算こそが、汎用性とレバレッジが効くスキルであると説いています。
本書の特徴は、過去事例から得たノウハウを提供している点です。500以上のケースの事例をもとに、異能のチーム作りと、異能を掛け算するフレームワークの活用法を解説しています。天才不在のチームで、新規事業を成功させる方法を知りたい人におすすめです。
事業構想を「書く」 ビジネスモデルを可視化し新規事業開発を加速させるフレームワーク
新規事業で直面する壁を乗り越えるための、具体的な手法が書かれた本です。著者は、新規事業において、「書く」ことでアイデアを視覚化し、事業構想を効率的に進める方法を提案しています。本書では、「バリューデザイン・シンタックス®︎」という、独自のフレームワークを中心に紹介しています。
この「書く」フレークワークは、顧客の決め方から競合、仕組み、戦略、収益化までをシンプルに記述することが可能です。事業開発の道しるべを作る際に、本書を活用することをおすすめします。
新規事業開発を成功させるポイント
新規事業の成功には、価値の高い情報を活用することが必要です。ここでは、新規事業開発を成功させるポイントを解説します。
最新の情報を収集・学習を継続する
新規事業開発には、最新の情報の収集・学習の継続が必要です。たとえば、技術のトレンドを把握したり、社会・生活者マインドの変化予測などを入手したりすることが大事です。未来の情報を得ることで、新しいアイデアの発想につなげられます。多様な視点を取り入れて、多くのアイデアを生み出しましょう。
自社に合う事業ドメインを判断する
事業ドメインとは、事業の領域のことです。新規事業を立ち上げる際は、顧客やニーズを検討し、参入する市場や扱う商品を決める必要があります。事業ドメインが決まると、自社の事業だけでなく、やらないことも決まります。市場の動向や同業他社、自社の技術・強みなどを分析し、自社に合う事業ドメインを選択しましょう。
外部パートナーのサポートや支援を活用する
新規事業を立ち上げる際は、外部パートナーのサポートや支援を活用することをおすすめします。数多くの成功事例をもとに、専門のコンサルタントが問題と解決策を提示してくれます。新規事業に関する最新情報やノウハウを活用し、計画的に事業を始められるでしょう。新規事業のリスクも評価する必要があるため、外部パートナーの支援を有効に活用することが大事です。
まとめ
新規事業の立ち上げは、本で学ぶことが有効です。実践的なノウハウや知見、新規事業に必要なポイントを効率よく学びましょう。ただし、新規事業を成功させるには、情報収集を継続する必要があります。専門知識を持つ外部パートナーの知見を活用すると、最新情報をもとに、新規事業の立ち上げを支援してくれるためおすすめです。
株式会社Sun Asteriskは、DXコンサル、設計から本格的な開発までを提供します。それぞれの工程を一気通貫でサポートするケイパビリティの広さや、圧倒的に柔軟な開発リソースが特徴です。新規事業を立ち上げる際に、ぜひ利用をご検討ください。
【作成ガイド】「どのように市場ニーズを見極め、アイデアを形にし、事業として成立させるのか?」というプロセスを具体的にご紹介します。
今行っている新規事業開発のプロセスをAI活用でどのように効率化できるか?といったお悩みに対するヒントを盛り込んだ内容です。