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「仕事にボーダーを引かない」新卒PMが、顧客に頼られる存在へ成長するまで

更新日: 2026年9月9日

「仕事にボーダーを引かない」新卒PMが、顧客に頼られる存在へ成長するまで
社内で活躍するプロジェクトマネージャーへインタビュー!「ConnectPM」の取り組み

Sun*には80名を超えるプロジェクトマネージャー(以下、PM)が在籍し、専任組織が存在します。メンバーの経験に基づいた仕事術を明文化し、特に若手メンバーに向けて共有する取り組みとして始まったのが「ConnectPM」。さまざまな強みを持つPMへ公開インタビューを行い、マインドセット・価値観、具体的なスキル・ノウハウ、キャリア観などを掘り下げる社内向けイベントです。

今回は、新卒からPMとしてキャリアをスタートし、OJTでの泥臭い苦労を乗り越えて大手お客様への出向、さらには大手金融機関の大型プロジェクト統括へと成長を続ける23卒の柳田へインタビュー。葛藤のなかでつかみ取った「仮説をもって検証する」「ボーダーを超えて仕事を作る」という姿勢が見えてきました。

※この記事は、2026年2月に実施された社内向けイベント「ConnectPM」のインタビューを基に再構成しています。

「何をしたらいいか分からない」からのスタート。仕事を取りに行く姿勢と、仮説検証の大切さ

― 最初のプロジェクトを教えてください。

最初に担当したのは、メーカーのお客様の拠点をまたいでシステム化を推進するプロジェクトでした。既存のAccessからHubSpot等と連携するシステムに刷新するもので、新規で要件定義から開発完了まで携わる内容でした。

普通は入社したらまず最初は先輩社員に教えてもらうと思うのですが、最初に一緒に入ったリードPMがパートナー(業務委託)の方で、教育体制が整っている環境ではありませんでした。「余計なことはしなくていい」という割とドライな方針だったので仕事も振られず、「どうしよう」と困惑しましたね。

― 最初からハードな状況ですね。どうやって立ち回ったのでしょうか?

アカウントマネージャーやエンジニアなど、他にもSun*のメンバーがいたので、自分にできることがないか聞いて回って、仕事をもらいにいきました。エンジニアに「あったらいい作業とかアウトプットはありますか?」と聞いたり、デザイナーに「ここは自分でも手伝えますかね?」と聞いたりして、仕事を巻き取っていきました。半年ほどしてリードPMの方が交代してからは、その人の下について学ぶことができました。

ただ、今振り返れば、聞いて回るところに留まっちゃったな、という反省があります。もうちょっとPMとして自分で仮説を立てて「これってこうですよね?」と確認したり、検証したりすればよかったなと。当時のやり方でよくないと思うところもあったので、動き方を変えていれば、自分が補完できたかもしれません。

― そうすることで得られるものは何でしょうか?

「今の状況で、この考え方が正しいか」という検証はいつでもできます。また、判断材料を自分で持つために人に話してみて、ダメ出しされたら「これは違ったんだ」とか、「これは良かったから次もこうしよう」という考え方の修正ができると思います。PMとして独り立ちしていく上での判断軸を作っていく、その練習が最初のうちは許されるはずなので、もっと仮説検証をやっても良かったなと思います。

二つ返事で決めた大企業への出向。客先の一社員として動く貴重な経験

2024年7月からは約1年半、大手クライアントへの出向を経験していますね。

私の前に3人出向していて、先輩1人を残して入れ替わるような形で出向するというものでした。上司にミーティングルームに呼び出されて打診されたのですが、二つ返事で「行きます」と答えました(笑)。失敗が許されない重要な出向ポジションに選んでもらえたことが嬉しかったですし、Sun*に籍を置きながら、大手企業への転職のような経験ができる、滅多にないチャンスだと思いました。

実際の出向先ではどのような業務を担当していたのですか?

最初は「交流」のような感じでした。まだやることがはっきり定まっていなくて、バックログ(タスク管理ツール)を導入するとか、組織作りに関わることとか、やれるところをやる感じでしたね。そこから、私ともう1人一緒に交代で入ったメンバーは、最終的にお客様企業の一員のような動きをすることになりました。具体的には、新しい施策のアイデアが出たら「5年間で投資回収できるか」を試算して、部長陣に稟議を通して、RFP(提案依頼書)を各社ベンダーに渡して、開発を見届けて、保守運用もして……という内容で、すべてではないですが、PdM(プロダクトマネージャー)のような役割をしていました。一社員として働いていた感覚で、めちゃめちゃいい経験ができました。

PMは開発の段階に携わることが多いと思うのですが、その手前でプロダクトを構想するところから形にするまで、一貫して関われたんですね。

関わったプロダクトは多岐にわたっていて、新規でやりたいことはもちろん、提携先との交渉とか、アプリ上でユーザーをナーチャリングするための分析をして、次の機能のアイデアを出して、とかやっていましたね。

そのなかでも、過去の反省を活かして意識していたのが、仕事ありきでやるのではなく、自分で仕事を作り出すことです。大企業ということもあり各領域を担当する体制があるのですが、仕事を完全に分けることは難しい。宙に浮いてしまうような仕事があったら、積極的に拾いにいきました

この大切さを実感した経験が、出向当初に携わった、マーケティング関連の機能開発でした。テスト後にリリースしたら、社内から「こういうことはできるのか?」といろいろと質問を受けるようになって。一つひとつ対応をしていたら、「この機能で何かやりたいときは柳田に聞け」というポジションが確立できたんです。そこで価値を発揮できていることが実感できたので、「柳田に聞けば大体わかる」という領域を徐々に増やしていきました。

「ここから先はわからないからいいや」「ここは自分の領分ではない」と線を引いてしまうのは簡単ですが、出向者だからこそ境界を取り払うことができるし、そこに価値があると思います。実際、役割や領域にボーダーを引かないことを意識し始めたら、良い方向につながっていきました。線引きしないで見ると責任範囲は増えるけれど、その方が良いプロダクトが作れますし、評価もしてもらえると思います。

「やってみて仮説を検証する」「ボーダーを超えて積極的に携わる」が柳田さんの行動指針になっているんですね。

そうですね。

「仮説検証」と「ボーダーレス」の行動指針が、次の成長機会に

現在(2026.2時点)の仕事についても教えてください。

出向時代にご一緒していた方からのつながりや信頼がきっかけで、大手金融系のお客様のプロジェクトの参画につながりました。現在は要件定義のフェーズですが、お客様の要求が固まっていないので、日々変化するところに対応しながら決めていく大変さがあります。空中戦にならないために、簡単にアウトプットを早めに出して、お客様ともSun*メンバーとも、具体的に認識をすり合わせるようにしています。

このプロジェクトでも、これまでの行動指針は活きていますか?

かなり活きていると思います。最初は統括PMの下で動く役割として入ったのですが、役割のボーダーも引いてはいけないと考えて、自分が「こうしたらいいのではないか」と思うところを自律的に進めてきました。もちろん確認しながら進めていますが、こうした姿勢も評価してもらえて、普通はこの年次ではやれないような仕事も任せてもらっています。これは、前のプロジェクトでボーダーを気にせず、仮説を持って修正しながらやってきたからこその成果だと思っています

仮説がないと「何を考えて質問してきたのか」が見えないと思うんです。お客様から意見をもらうときにも、「自分はこう考えていたんですけど、そちらはそういう考え方なんですね。では修正します」と言えると、「考えを理解して修正してくれたなら、ここは任せられそうだな」という信頼につながると思います。仮説があった方が、フィードバックする側も評価軸が見えやすいですし、自分自身も何が間違っていたかわかりやすいですしね。

そういうハードな状態を乗り越えるときのマインドは。

難しいですね……マインドはあまり意識していないかもしれないです。良いプロダクトにしたいという想いもありますし、お客様はかなり高いお金を払ってSun*に依頼してきていることを思うと、その想いを失敗という形にしたくないと思っています。

― 2026年からはCXA(Customer Experience Accelerators:セールスやアカウントマネジメントを担う部署)の仕事にも関わっていると聞きました。

ミッションの1つとして、出向先からSun*への案件化を行う役割があったので、その前さばきをしていました。やりたいことに対して必要な体制はこれで、でも予算の上限がこれくらいなのでSun*の体制はここまで削ります、その分自分達でここまでやらないといけないですね、といった内容です。

それから、現在はアップセルやクロスセル的なところにも関わっています。例えば、クライアント内で過去に他の会社に聞いて断念していたシステムがあって、スコープを変えたらSun*でできますよ、という提案をしています。Sun*はPMからCXAに異動するメンバーが結構いますが、発注者側の立場を経験したからこそ、「お客様が今どんな情報を求めているか」を解像度高く理解できるため、その経験がとても活きています。

最後に、理想の社会人像やPM像があれば教えてください。

僕自身、就活時代はエンジニアも考えていたのですが、進路選択のときにSun*を受けながら「プロジェクトマネージャーという職種があるんだ」と知り、新卒からPMができるところに魅力を感じてSun*に入社しました。今年はPMとして経験を積みつつ、セールス側でお客様により良いプロダクトにするための提案を行いたいと思っています。PMでもセールス側でもボーダーを超えた動きをして、周囲に「柳田がいると物事が前に進む」と思ってもらえたらと考えています。

 

 

プロフィール

柳田 航(やなぎだ わたる)

2023年にSun*へ新卒入社。小型家電メーカーのシステム開発などの複数プロジェクトに注力。1年半の出向ではクライアントの一員としてビジネスの立ち上げフェーズを経験する。2025年SAA(Sun* Annual Award、年1回のオフライン社員総会)ではもう1名の出向メンバーと共にBest Contributor賞にノミネートされた。

 

ConnectPMスタッフ

Mr Keita(イベント主催・記事原文執筆)

矢島杏(イベント運営)

河合優大(デザイン)

 

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https://sun-asterisk.com/recruitment