Sun*のプロジェクトマネージャー(PM)が集合して開催された社内イベント「PMP Div Party」。全国からPMメンバーがオフラインで集まり、ワークショップと懇親会の二部構成で開催しました。
今回のワークショップの目的は「“事業推進者としてのPM”の解像度を上げる」こと。
Sun*のプロジェクトマネージャー専任組織であるProject Management Pros.(PMP)ではコアバリューとして「プロジェクトの単なる進行管理者ではなく、事業推進者となる」を掲げています。「事業推進者としてのPM」とは、どんな視点で、どんなアクションを起こせる人なのか?この問いの答えに対する解像度を上げることを目指しました。
抽象的な概念の整理から始まり、ヒリヒリするような実践シミュレーションを通して、普段の仕事に落とし込むところまで。「こういうアクションをとるべき」という唯一解のないテーマだからこそ、当日はさまざまな意見が出ました。各チームから飛び出したリアルなPMの知見から、和気あいあいとした懇親会の様子まで、イベントレポートとしてお届けします。
「PMP Div Party」とは?
PMPのDivisionに所属するメンバーを中心に、Sun*のプロジェクトマネージャーたちが一堂に会する社内向けイベントです。実は、今回が記念すべき第1回目!普段はリモートワークの多いメンバーや地方在住のメンバーも顔を合わせて、ワークショップを通した学び・気付きと交流の場として開催されました。
アイスブレイクからスタート
前半のワークショップには、全国から40名ほどのメンバーが参加。各テーブルに分かれて着席します。対面では初めて会うメンバーもいるなか、やや緊張の表情も見られます。
ファシリテーターは2022年に中途入社し、今回の「PMP Div Party」の企画、ワークショップ設計、全体統括を担当したUnit Managerの田巻。

社内のtimes(Slack内での個人発信チャネル)も人気の彼の進行で緊張もほぐれつつ、まずはお互いに自己紹介を交わして、場を温めるところからスタート!
その後、本題のワークショップに入ります。
【ワーク1~2】「事業推進者」を言語化し、10の知識エリア(PMBOK)と接続する
今回のワークショップの最終目的は「事業推進者としてのPM」について、解像度を上げること。ワークショップに参加したPMが、「“事業推進者としてプロジェクトを推進していく”とは具体的にどのような観点で、どんなアクションなのか」を、それぞれの言葉で話せるように、そして実際のプロジェクトワークのなかでもパフォーマンスできるように企画されました。

最初のテーマは、「事業推進者の構成要素を洗い出す」です。
ワーク1では、「事業推進者と聞いて、どんな要素を持つ人・どういう成果を作る人を思い浮かべるか?」というお題で、それぞれが自由な切り口でオンラインホワイトボードに要素を書き出します。

続くワーク2では、グループでディスカッションしていきます。ワーク1で出た事業推進者の要素と、PMの観点がどう結びつくかを考えるアプローチとして、「PMBOK(プロジェクトマネジメント知識体系ガイド)」第6版の10の知識エリアに紐づけて整理に挑戦しました。

発表するグループはルーレットで指名。選ばれたグループの発表からは、それぞれのチームメンバーの個性と深い洞察力が見えました。
Aグループ:「この人と働きたい」と思わせる人間性
「事業推進者としてのPMとは?」という問いに対して、10個もの要素を短時間で抽出。素早く判断する決断力、物事を構造化して計画を立てる力、イレギュラーな事態に対応する力など、プロジェクトの現場で必要とされるスキルを掲げつつ、「この人と一緒に働きたいと思わせる魅力」「メンバーを引っ張るリーダーシップ」「心持ち気合い!!!(気合い、パッション)」など、人間性の部分も重要であると言う視点が発表されました

Bグループ:戦略から実行までをリードする総合的な高いスキル
一方のBグループは、「事業推進者としてのPM」の要素を「性格」「能力」「価値観」「その他」で分類して整理。「能力」に最も多くの意見が集まり、「戦略を立てる・計画を立てる・指標をつくる・課題を見つけ解決する・管理・調整・推進……これらの要素を全て把握している人」や、「事業の未来を描く」「意思決定力」「課題への対応力」「巻き込み力」「リーダーシップ」「キーマンとの調整力」など、さまざまな要素が必要な能力として分類されました。性格では「人から好かれる性格を持っていること(意外と八方美人はNG)」や、「人望はあるが意外とドライ」といった価値観なども挙げられていました。
それぞれの出した構成要素には重なりがありつつも、表現や分類などにグループごとのカラーが出る発表となりました。
【ワーク3】現場あるある!「リリース直前の追加要望」にどう立ち向かう?
休憩を挟み、ワークはいよいよ実践編へ。ここからは、具体的なシナリオに基づいたシミュレーションです。

【課題シナリオ】
ECサイトのキャンペーンリリース2カ月前。購入率向上を目的とする新機能の開発終盤に、事業部から複数の追加要望が発生。 すべて受けるとリリースは3週間遅れ、品質リスクと追加コストが発生する。しかし、ただ突っぱねるのも違う……。 「事業推進者としてのPMなら、どういう着地を目指し、時系列でどう動くか?」
「PMあるある」ともいえる、胃の痛くなるようなシチュエーションです。各チームは、今週・来週・2カ月後と、時系列で「事業推進者としてのPMならどうするか?」という前提に立ち、具体的なアクションプランを練り上げました。
その後は同じく発表タイムです。
Cグループ:投資対効果とリスクを天秤にかける「事業家視点」
Cグループは、投資対効果とリスクのトレードオフで最適な方針を選択するアプローチを提示しました。「追加したい新機能が、そもそもの事業計画に対してどれだけ投資対効果があるのかを調べて検証・比較する。購入率向上という目的に対する投資対効果とQCDSのリスクを天秤にかけたときに、何を優先すべきかが見えてくると思うので、それをもって事業部側と話し合いに行く」という内容の発表がありました。対応案を持ち込む際も、顧客に丸投げではなく一緒に考えるところまで想定されており、まさに「事業推進者」の視点が詰まったアプローチでした。

Hグループ:泥臭く認識を合わせる「現場密着視点」
Hグループでは、チームとクライアントの調整に重きを置きました。「まずは最初の1週間でクライアントにヒアリングに行って情報を整理し、ベトナムチームに説明して工数を算出してもらう。そこから再度クライアントと調整を行って仕様を確定させていきます」と、関係者と泥臭く向き合い、着実にプロジェクトを前に進める姿勢が示されました。付箋には「一緒に絶望する」「ここが正念場だとチームを鼓舞する」などマインド面のコメントもあり、チームとして一体感を持って取り組もうとする現場の温度感も伝わってきました。
約2時間のワークショップも、あっという間に終了の時間。各チームでさまざまなアプローチや解決策が提示され、参加者にとって日々の仕事やPMの役割について考える場となりました。
「事業推進者としてのPM」を身近に考える。参加メンバーからの声
- 「クライアントのやりたいことを自分ごととして捉え同じ目線で進めることが大事」という意見が響きました!
- 「事業推進者としてのPM」になるのは、かなり経験を積まないと難しいと思っていました。しかしワークショップを通じて、必要な要素を一つひとつクリアしていくことで、自分でも少しずつ近づいていけるのではないかと思えるようになりました。
- 「事業推進者」という言葉だけ聞くと、具体的な成果物を作るプレーヤーっぽいニュアンスもあるように感じるが、ワーク内で具体的にPMが行う動きを明確にすることで、「推進していくための基盤作りをしていく存在である」というイメージに変わった。
最後に:懇親会の様子
全員で記念撮影をした後、ワークショップに参加できなかったメンバーも集まってそのままオフィスでの懇親会へ。Division Managerの宮城が乾杯の挨拶をしました。


PM組織には26年卒から50代まで幅広い年代のメンバーが在籍しており、年代やユニットを超えて交流する姿が見られました。いつものメンバーも久しぶりのメンバーも、オフィス内のあちこちで会話が弾み、和気あいあいとした雰囲気の懇親会となりました。
Sun*のPM組織の取り組みはいかがでしたか?
本記事が、「事業推進者としてのプロジェクトマネージャー」に取り組むSun*のPMメンバーや、組織・カルチャーについて知るきっかけになっていただければ幸いです。
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PMメンバーに関連するインタビュー記事はこちら
https://sun-asterisk.com/service/development/culture-category/pm/