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生成AIと独自フレームワークで、事業アイデアを具体化する2日間のアイデアソン支援

生成AIと独自フレームワークで、事業アイデアを具体化する2日間のアイデアソン支援
UI/UXデザインアーキテクチャ設計仕様書要件定義開発実装
業界: 小売・商社

開発支援事例:双日テックイノベーション株式会社

新規事業の種を生むアイデアソン

双日テックイノベーション株式会社(以下「STech I」)のクラウドソリューション事業本部(CS事業本部)は、AI領域における新規ソリューションの開発と、本部内の組織間シナジー創出を目的に、2026年1月27・28日の2日間にわたるアイデアソンを開催しました。

アイデアソンとは「アイデア」と「マラソン」を組み合わせた造語で、チームが指定テーマについて議論し、新たなアイデアやソリューションを生み出すワークショップです。ハッカソンが「形になるもの」の制作を目的とするのに対し、アイデアソンはアイデアの創出とブラッシュアップに特化しています。

本プロジェクトでは、Sun*がワークショップの設計・ファシリテーションを担い、生成AIを活用した新規事業探索ツール「AI*deation」と、新規事業の壁打ちAIパートナー「Ailla」を活用しながら、約20名・4チームの議論をサポートしました。

1日目は講義とアイデアの発散・選定、2日目はAIツールを使ったアイデアのブラッシュアップと最終発表という構成で進行。短期間でありながら、参加者が「このまま売れる」と評価されるレベルの事業アイデアを4チームが創出するという成果につながりました。


 

サービスの概要

AI活用を軸に、組織横断のイノベーション創出へ

双日テックイノベーション株式会社(STech I)は、大手総合商社・双日グループのIT商社として、ハイブリッドクラウドやワークプレイスソリューションを中心に、顧客企業のインフラ基盤から業務改革まで幅広く支援されております。「お客様が歩む先の道を照らし、次の未来をともにつくる」をコンセプトに、顧客の守り(セキュリティ・インフラ)と攻め(新規事業・DX)の両面を強化する提案を得意としています。

その中核を担うクラウドソリューション事業本部(CS事業本部)は、データ&AI事業を成長戦略の柱に据え、業務効率化から顧客業界の課題解決まで、AIを活用した新規ソリューションの開発に力を入れています。今回のアイデアソンは、同事業本部が「組織横断のイノベーション創出」と「AI活用の実践力強化」を目的に企画されたものです。

 双日テックイノベーションのAI戦略「攻めと守りのDX共創」

双日テックイノベーションのAI戦略「攻めと守りのDX共創」

 

クライアントの課題

AI活用の新規事業創造を、どう組織的に進めるか

CS事業本部は、データ&AI事業の強化を重要戦略として位置づけていましたが、以下のような課題を抱えていました。

課題1:社内の新規事業ノウハウの属人化

新規事業の進め方が特定の担当者に依存しており、組織として体系的に取り組める状態になっていませんでした。アイデアを事業案に落とし込むプロセスが整備されておらず、議論が空回りしやすい状況でした。

課題2:普段接点の少ない部門間でのシナジー創出

CS事業本部は複数の部門から構成されていますが、日常業務では部門を超えたコラボレーションの機会が限られていました。異なる視点を掛け合わせた事業アイデアを生み出す場が不足していました。

課題3:AIを活用した事業創造への組織的な挑戦

AI活用を単なる業務効率化ではなく、新規事業創造の武器として活用するための実践経験を積む機会が少ない状況でした。

AI新規事業創造における3つの挑戦

AI新規事業創造における3つの挑戦

 

Sun*の支援

AIツールとファシリテーションで、アイデアを事業の種に

Sun*は、ワークショップの設計から当日のファシリテーションまでを一貫して担い、独自のAIツールを組み合わせながら事業アイデア創出をサポートしました。

1)構造化されたワークショップ設計

2日間の限られた時間の中で成果を最大化するため、1日目を「発散・選定」、2日目を「具体化・検証」という明確なフェーズに分けて設計しました。Sun*のビジネスデザイナーも各チームの議論に加わり、外部の視点からアドバイスを提供しました。

2)AI*deationによる高速アイデア発散と評価

1日目の講義では、生成AIと組み合わせることで「30分で500案のアイデア発散」が可能なAI*deationのプロセスを紹介。ビジネス視点(市場トレンド×自社アセット)とクリエイティブ視点(デザイン思考)の2つのアプローチで、AI*deationで思考の枠を広げながら高速に多数のアイデアを発散するとともに、ビジネスデザイナーとの対話によりアイデアに対するコンセプトの明文化を支援しました。

3)Aillaによる事業仮説の構造化とブラッシュアップ

2日目は、1日目に選定したアイデアをAillaに入力し、事業構造の検証と論点の洗い出しを実施。AIが多角的な視点から事業仮説を診断し、次に進むために検討すべき論点を優先度付きで提案。提案論点に対してビジネスデザイナーによる過去事例等の知見と参加メンバーの企業知識の組み合わせを効率的に行うことで、短時間でのアイデア深化を実現しました。

AIツールとファシリテーションで、アイデアを事業の種に

 

今回活用したSun*のAIツール

AI*deation(アイディエーション)

生成AIとSun*独自のフレームワークを組み合わせた、新規事業アイデア探索支援ツール。「発散→評価・選定→具体化・検証」の3フェーズで事業アイデアを体系的に創出します。従来の方法ではXX時間かかっていたアイデア発散を、AIとの共創で30分・500案規模に高速化できるのが特徴です。
サービス紹介ページ

Ailla(アイラ)

いつでも気軽に相談できる新規事業壁打ちAIパートナー。Sun*が550社・1000プロダクト以上の事業支援で培ったノウハウをもとに、アイデアをインプットすると多角的な視点から事業仮説を診断し、次に進むための論点リストと優先度を提案します。コンサルティングサービスに比べ低コストで、いつでも気軽に活用できる点が強みです。
資料請求はこちら

今回活用したSun*のAIツール

 

得られた成果

2日間で4チームが「事業化を見据えた」アイデアを発表

約20名・4チームが2日間にわたって取り組んだ結果、以下のような質の高い新規事業アイデアが創出されました。

2日間で4チームが「事業化を見据えた」アイデアを発表

  • 特定業界向けサイバー攻撃の演習システム
  • 通話データを解析して経営判断に活かすシステム
  • トップセールスのスキルをAIで教材化するサービス
  • 管理職をサポートするAIパートナー
  • いずれもSTech Iの既存事業との接続を考慮した、実現可能性の高い提案となっており、宮本事業本部長から「これ、いつから売るんですか?」と語られるほど、事業化に向けた具体性を備えた内容が揃いました。

    評価では単なる優劣ではなく「面白さ」「将来性」「組織シナジーの体現」が重視され、特別賞2チーム、優秀賞1チーム、最優秀賞1チームが選出されました。

     

    今後の展望

    今回のアイデアソンは「イベントとして終わり」ではなく、事業創造のスタートラインと位置づけられています。宮本事業本部長は「4つの案はビジネスの種になっていく」と語り、今後の継続的な取り組みへの意欲を示しました。

    Sun*は、今回のような単発のワークショップ支援にとどまらず、AI*deationやAillaを活用した継続的なアイデア創出サイクルの構築や、有望なアイデアのプロトタイピング・事業化フェーズの支援まで、フェーズに応じた伴走が可能です。

     

    ユーザーの声

    最優秀賞チームのコメント

    『普段の業務ではあまり関わりのないメンバーとチームを組み、実際のお客様をどう攻めるか議論できたことが大きな収穫でした。今回は自身の業務に特化した案でしたが、他チームのアイデアも含め、ここからSTech Iの新しいビジネスが広がっていけば良いと思います。』

    宮本CS事業本部長のコメント

    『半日を2日間、計1日という非常に短い時間でのワークショップでしたが、皆さんの発表を聞いて、ディテールの細かさと実現性の高さに驚かされました。今回のアイデアソンは、イベントとしてやって終わりではありません。ここがビジネスとしてのスタートラインです。何より、皆さんの表情から「ワクワクしてクリエイトする楽しさ」が伝わってきたことが最大の成果です。』