What we do

Bridge for Smile

“親を頼れない子どもたち”の
自立支援を全国に広げるための
プラットフォーム

日本には「保護者がいない」「虐待を受けている」など、養護を必要とする児童が約4万5千人にいると言われており、600を超える児童養護施設数に約2万5千人の子どもたちが生活しています。子どもたちは18歳になると施設を退所をし、自立した生活を送らなければなりません。頼れる親がいないなかでの自立には、様々な支援を必要としています。今回、Sun*で開発を支援させていただいた寄付仲介プラットフォーム「トドクン」は、そんな子どもたちを社会全体で支援していくためのプラットフォームです。

クライアントの課題

開発費の継続的な捻出が
難しいプロジェクト

クライアントであるブリッジフォースマイル（B４S）は、2004年に設立されたNPO法人です。「トドクン」は子どもたちへの寄付、無償提供を前提としたサービスのため、開発費を継続的に捻出していくことが難しいプロジェクト。開発パートナーを探すにあたっては、「このシステムが生み出すものはお金（営利）ではなく社会の利益である」というビジョンが共有でき、長く伴走していけることを重視されていました。

Sun*を選んだ理由

社会の課題を
一緒に解決していきたい

これまで複数の開発会社に相談するも、「支援対象が少なくスケールメリットがない」「少ない開発費で開発するためには、どこまで仕様を削るか」といった話に終始することが多く、なかなか具体化には至らなかったそうです。そんな中、関係者から「技術も確かで新しいチャレンジをしている勢いのある会社」としてSun*をご推薦いただきました。Sun*には、テクノロジーを使って社会の課題を解決していきたい、という思いを持ったメンバーも多く、「仕様を削るありきではなく、どうやったら顧客がつくりたいシステムを実現できるか」「限られた予算の中で、どのようにして良いサービスを作り上げていくか」をクライアントともに考えていくことからプロジェクトはスタートしました。

Sun*からの提案

支援者一人ひとりの思いを形に

開発に必要な資金を集めるために、そしてできるだけ多くの人に知っていただきたいとの思いからも、クラウドファンディングの活用をご提案しました。結果的にCAMPFIRE (キャンプファイヤー)からも協力を得られ、合計で300人以上の方から寄付が寄せられました。この支援金の一部を開発資金に充てることでプロジェクトは無事に始動。支援者一人ひとりの思いを形にしたいとの思いを胸に開発が進んでいきました。

https://camp-fire.jp/projects/view/194586?list=search_result_projects_most_funded

Project Topic

新人メンバーを中心に、
経験豊富なシニアメンバーがサポート

サービスの企画や要件定義には1年ほどじっくり時間をかけた後、開発実装は、4ヶ月という短期間で終えました。Sun*としてもできる限りクライアントの要望に応え、プロジェクトを継続的にサポートするために、新人のメンバーが中心になり、経験豊富なシニアメンバーがサポートをする、というコストを押さえた体制の提案をしました。

濃いグレーのポジションを新人が担当、合計14人のチームで支援

開発がスタートした2020年4月は、新型コロナウイルスの感染拡大にともなう非常事態宣言が発動された時期でした。コロナ以前からSun*では、リモートによるチーム開発を行っていましたが、よりメンバー間のコミュニケーションを円滑にするために、本プロジェトではオンライン上のバーチャルオフィスなどを活用しました。クライアントとのミーティグもZOOMなどを使い、結果的に開発メンバーとは一度もオフラインで顔をあわせることなく、サービスのローンチを迎えました。クライアントからは、「会ったことがないのが不思議なほどスムーズなコミュニケーションで、親しみも持てました。」とのコメントをいただきました。

バーチャルオフィスremoを活用し、プロジェクト毎にテーブルを分け、メンバー同士がいつでも話しかけやすい状態を構築

オンラインミーティングの様子。コロナ渦でクライアントとは一度も顔を合わせることなく開発を完了

経験の浅い新人メンバーが中心となったチームでしたが、スピード感と推進力をもって臨んだことで、予定していたスケジュールで無事サービスをローンチすることができました。

https://b4s.jp/todokun/

Client Voice

『私たちの「予算は少ないのに、やりたいことが多すぎる」というわがままな要望にもしっかり耳を傾けてくださり、実現に向けて様々な前向きな提案をしていただきました。また、スタッフの皆さんが、児童の問題に興味を持ち、一緒に解決しようという気持ちで取り組んでくださったことがとても嬉しかったです。

契約時に、”契約の文面だけでなく、これまでのコミュニケーションを通して信頼できるかどうかも判断してほしい”と言われた時は、衝撃を受けました。一緒にこのプロジェクトを成功させようとしてくれているのだと思い、一気に不安は解消されました。高い技術だけでなく、誠意あるスタッフのみなさんです。その素晴らしい技術をぜひ、社会のために活かしていただきたいです。』