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UI/UX

UI/UXデザイナーの仕事とは?必要なスキルやおすすめの資格などについて解説

更新日: 2025年4月17日

昨今はWebがごく一般的な存在になっており、Web制作に関わるさまざまな職業も登場しています。そのうちの1つがUI/UXデザイナーです。本記事では、UI/UXデザイナーの概要をはじめ、仕事内容や必要なスキルなどについて解説します。仕事をするにあたって取得しておきたい資格も取り上げるため、ぜひ最後までご覧ください。

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UI/UXデザイナーとは?

そもそもUI/UXデザイナーとはどのような職業なのか、以下で詳しく解説します。

UIデザイナー

UIとはUser Interface、つまりユーザーと製品・サービスの接点を意味します。その接点となるデザインを担当するのがUIデザイナーです。たとえば、ユーザーが使いやすい画面や操作パネルのデザインは、UIデザイナーの仕事です。

UXデザイナー

UXとはUser Experience、つまりユーザーが製品やサービスを利用したときに得られる体験を意味します。UXデザイナーの仕事は、このユーザー体験にスポットを当て、使って楽しく心地よいデザインを実現することです。

Webデザイナーとの違い

UI/UXデザイナーと混同されやすい職業が、Webデザイナーです。Webデザイナーとは、Webサイトの構築そのものに特化したデザイナーのことです。主な仕事として、コーポレートサイトや製品、そしてサービスのLPの作成などが挙げられます。

一方のUI/UXデザイナーは、クライアントが希望するデジタルプロダクトを設計するのが仕事です。そのため、両者は仕事において必要なスキルや仕事量が異なります。

UI/UXデザイナーの仕事

以下ではUI/UXデザイナーが普段どのような仕事をしているか、より具体的に解説します。

UIデザイナー

UIデザイナーは、よりユーザーが使いやすいデザインを実現するために、以下のような作業を行います。

  • 押しやすいボタンの設計
  • 見やすい色、および大きさのフォントの選定
  • 使用するデバイスの大きさに合わせた表示サイズの設定
  • 見やすいレイアウトの提案

ユーザビリティを意識しながら、最適なデザインを検討していきます。

UXデザイナー

UXデザイナーは、以下のような作業を行っています。

  • ユーザーへのインタビュー
  • ターゲットユーザーのペルソナ設計
  • サービスの利用経験者に対するアンケート調査の実施
  • サイトの解析

UXデザイナーは、ユーザーの満足度を高めるデザインに仕上げることが仕事です。そのため、研究や戦略に特化し、Web制作に詳しくないUXデザイナーも一定数存在します。

UI/UXデザイナーに必要なスキル

UI/UXデザイナーに必要なスキルはいくつかありますが、代表的なものについて以下で解説します。

コミュニケーションスキル

UI/UXデザイナーに必要なスキルの1つとして、コミュニケーションスキルが挙げられます。仕事をするにあたって、クライアントの希望条件を反映したデザインを実現しなければなりません。そのためには、積極的にコミュニケーションを取り、クライアントの意思やイメージを汲み取る必要があります。

マーケティングスキル

マーケティングスキルも、UI/UXデザイナーに必要なスキルです。ユーザーに対してよりよい商品やサービスを提供するには、プロダクトに関する市場調査や分析をする必要があります。しかし、マーケティングスキルがなければ、ユーザーの需要を正確に汲み取れないため、効果的な施策の実施が難しくなります。

デザインツールを使いこなすスキル

UI/UXデザイナーは、デザインツールを使いこなすスキルも求められます。UI/UXデザインを考えるにあたって、PhotoshopやAdobe XDといったデザインソフトを使用します。デザインソフトに対する深い知識と技術があれば、作業を効率的に進めることが可能です。

UI/UXデザイナーに向いている人の特徴

以下では、どのような人がUI/UXデザイナーに向いているのか、具体的な特徴について解説します。

ユーザーの目線に立てる人

ユーザーの目線に立てる人は、UI/UXデザイナーに向いています。UI/UXデザインは、商品やサービスを利用している顧客の満足度を高めるのが目的です。憶測だけでデザインを考えてしまうと、顧客が商品やサービスから離れていく可能性があります。

そのため、日頃から相手が求めるものを推測し、行動できるような人は、UI/UXデザイナーの適性が高いといえるでしょう。

学習意欲が高い人

学習意欲の高さも、UI/UXデザイナーに必要な資質の1つです。UI/UXデザインは常に進化しており、気がついたら最新のトレンドが時代遅れになっていることも珍しくありません。そのため、新しい知識やスキルを自分から積極的に学び、トレンドに取り残されないように日々アップデートする必要があります。

UI/UXデザイナーにおすすめの資格

UI/UXデザイナーとして働くにあたって、取得するのをおすすめしたい資格について解説します。

アドビ認定エキスパート(ACE)

アドビ認定エキスパート(ACE)とは、アドビ社が主催している民間資格です。アドビ社はIllustratorをはじめ、Webデザインに必須のソフトウェアを複数提供している会社です。ACEを取得すれば、UI/UXデザイナーとして十分なソフトウェアの知識やスキルの証明になります。なお、現在実施されている試験は、すべて英語で実施されている点に注意してください。

Webデザイン技能検定

Webデザイン技能検定とは、インターネットスキル認定普及協会が実施している試験です。試験では、国際標準規格等にもとづき、Webデザインに関するさまざまな知識やスキルが問われます。現在Webデザイン系唯一の国家資格であり、2級以上を取得できれば仕事の幅も広がるでしょう。

Webクリエイター能力認定試験

Webクリエイター能力認定試験とは、株式会社サーティファイが運営、開催している民間資格です。試験は実技試験をメインに実施しており、制作現場におけるワークフロー、およびマーケティングに関する知識やスキルを体系的に学べます。より実践的な知識やスキルの習得を目指している人は、積極的に取得を目指すのをおすすめします。

人間中心設計(HCD)専門家資格認定制度

UI/UXデザイナーにおすすめの資格として、人間中心設計(HCD)専門家資格認定制度も挙げられます。この資格は、人間中心設計推進機構が実施する専門家認定制度で、専門家とスペシャリストの2種類が存在します。どちらも受験条件のハードルが高く設定されているため、合格のハードルはかなり高いといえるでしょう。

UI/UXデザイナーに関するよくある質問

最後に、UI/UXデザイナーに関するよくある質問と、それぞれの回答について解説します。

UI/UXデザイナーの将来性は?

Web制作において必要な業種のため、将来なくなる可能性は低いでしょう。ただし、UI/UXデザインをフロントエンジニアが担当するケースも増えています。生き残るためには、フロントエンジニアが扱っているHTML、JavaScriptなどを習得し、市場価値を高める必要があります。

UI/UXデザイナーのキャリアパスは?

UIおよびUXデザイナーは、Web系のデザイナーのゴールの1つです。しかし、UI/UXデザイナーのキャリアパスは幅広く、さまざまな選択肢が存在します。たとえば、マネジメント関連職に興味がある場合は、プロデューサーやディレクターなどもゴールになります。

未経験でもUI/UXデザイナーになれる?

UI/UXデザイナーとして働くにあたって、特に経験や資格は必要ありません。ただし、未経験からUI/UXデザイナーになるのは、通常のキャリア形成より難易度が高いです。資格の取得をはじめ、必要な知識やスキルを習得してUI/UXデザイナーを目指すことが現実的でしょう。

まとめ

UI/UXデザイナーの概要をはじめ、適性が高い人の特徴やおすすめの資格などについて取り上げてきました。どちらもWebデザインに関する仕事ですが、仕事内容の詳細は異なっています。なお、UI/UXデザイナーは、外注するケースも少なくありません。

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