
デジタル技術の向上により、企業が顧客と直接つながる手段として「自社アプリ」の重要性が高まっています。自社アプリを活用することで、ユーザー体験の向上やブランド価値の強化、継続的な収益化などが実現できます。
今回は、自社アプリが求められる背景から開発のメリット・デメリット、株式会社Sun Asteriskが手掛けたアプリ開発の成功事例までをわかりやすく解説します。これからアプリ開発を検討している企業担当者は参考にしてください。
- 自社アプリが求められる背景と重要性
- 自社アプリを開発する4つのメリット
- アプリ開発におけるデメリットとコストの注意点
- Sun Asteriskによるアプリ開発の成功例8選
- アプリ開発を成功させるための戦略とポイント
企業がアプリ開発に取り組む理由
近年、スマートフォンの普及により、企業 のアプリの開発が進んで います。ECやサブスクリプションサービスなどを搭載したアプリをリリースすることで、ユーザーは日常的にアプリを利用して情報収集や購買行動を行うことができ、アプリを通して企業と顧客が接点を持てるようになります。自社アプリを通じてユーザーと直接つながることで、ブランドイメージの向上や顧客体験の最適化にもつながり、事業成長の基盤として位置づけられるケースが増えています。
自社アプリを開発するメリット

企業が自社アプリをリリースすることは、顧客との関係強化や収益拡大などのさまざまなメリットにつながります。
ブランドイメージの定着・向上につながる
自社アプリは、企業のブランドイメージをユーザーに直接伝える重要なツールになります。アプリを日常的に利用してもらうことでユーザーとの接触頻度が増えるほか、ブランドロゴ・アプリデザイン・ユーザー体験を通じてブランドの世界観を提供できるため、認知度の向上やブランドの定着につながります。
ユーザー体験が向上する
アプリはブラウザよりも高速で操作性が高いうえ、ログイン情報の保持やプッシュ通知を活用できるため、ブランド公式サイトやECサイトよりもユーザーに快適な体験を提供できます。ユーザーの利用履歴に応じたパーソナライズ機能を実装すれば、個々のニーズに合わせたサービス提供も可能です。
併せて読みたい:売上や顧客満足度の向上につながる「ユーザー中心設計」とは? 事例とあわせて徹底解説!
顧客データを収集できる
自社アプリを運用することで、ユーザーデータや利用履歴を収集できる点もメリットの1つです。どの機能をよく使っているか、どのタイミングで離脱しているかなどの情報を分析することで、サービス改善に生かすことができます。また、顧客の属性や購買履歴をもとにマーケティング施策を実施することもできます。
併せて読みたい:サービスやプロダクトを成功に導く「ユーザー調査」とは?
企業の収益化につながる
自社アプリの開発は、収益化の手段としても有効です。アプリ内課金・サブスクリプション・広告掲載などの収益モデルを構築できるほか、ECアプリであればユーザー体験を向上することで売上の増加も期待できます。また、アプリ限定クーポンなどの特典を配信すれば、リピーターの増加や顧客単価の向上も狙えるでしょう。
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自社アプリを開発するデメリット
自社アプリの開発には多くのメリットがある一方で、導入・運用にあたっては継続的なコストがかかります。
開発・運用コストがかかる
アプリ開発では、設計・開発・テストなどの一連の作業コストが発生するうえ、リリース後もサーバー利用費用・保守対応・機能追加などの運用コストが継続的にかかります。特に高機能なアプリほど開発費用は高額になりやすく、初期投資の負担が大きくなるでしょう。
併せて読みたい:アプリ開発コストの内訳と相場を解説|開発費用を抑える具体的な方法も紹介
継続的なアップデート・更新が必要になる
自社アプリは一度開発して終わりではなく、継続的なアップデートが必要になります。ユーザー満足度を保持するために、OSのバージョンアップへの対応・セキュリティ対策・不具合修正などを適切に行いましょう。また、競合サービスや競合ブランドとの差別化のためには、機能改善や新機能の追加も必要不可欠です。
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アプリ開発の成功例8選
ここからは、株式会社Sun Asteriskが手掛けたアプリ開発の成功例を紹介します。自社アプリの開発を検討している企業担当者は必見です。
株式会社クラシコム
株式会社クラシコムの公式アプリでは、ECサイトと連動したアプリ開発によって顧客体験の向上を実現しました。UXにこだわってビデオミニYouTubeプレイヤーとラジオミニRadioプレイヤーというユニークなコンテンツを搭載し、単なるECアプリではなくメディアアプリとしての立ち位置を確立しています。
※参考: 「北欧、暮らしの道具店」のスマホアプリが売上拡大を牽引 グロース市場へのIPOを達成
日産レンタカー公式アプリ
日産レンタカー公式アプリは、予約から利用までの一連の手続きをスマートフォンで完結できるように設計されています。位置情報や会員データを活用し、セルフチェックインやスムーズな予約を実現しました。手続きの簡略化により店舗での待ち時間を削減し、ユーザー体験を向上させています。
※参考: 日産レンタカー公式アプリ開発支援
上野文化の杜×LINE Pay
上野文化の杜新構想実行委員会は、LINE Pay社と共同で入場券をスマートフォンアプリでデジタル化する実証実験を行いました。LINE Payと連携したデジタルチケットアプリを開発し、QRコードによる入場管理やキャッシュレス決済を導入することで、施設利用の利便性を向上させました。
※参考: 上野文化の杜×LINE Pay|文化施設の入場券をデジタル化する実証実験
MrMaxのオンラインストア/アプリ
ディスカウントストアを展開するMrMaxでは、オンラインストアとアプリを統合し、オムニチャネル戦略を推進しています。実店舗とECの在庫情報を連携させることで、ユーザーがオンラインで商品を確認し、店舗で受け取れるようになりました。また、アプリを通じてクーポンやキャンペーン情報を配信し、来店促進につなげています。
※参考: MrMaxのオムニチャネル戦略に基づいたオンラインストア/アプリの構築支援
日本最大級の競馬総合サイト netkeiba
株式会社ネットドリーマーズが運営するnetkeibaでは、大量の競馬データを高速に処理・表示するアプリを構築し、ユーザーの利便性を向上させました。これまでのWebアプリでの課題であった表示速度やユーザビリティを改善し、月間ユーザー約1,200万人・PV数11億超を達成しました。
※参考: 日本最大級の競馬総合サイト netkeibaの大幅アップデート支援
スポーツインターネットメディア SPORTS BULL(スポブル)
スポーツインターネットメディアのSPORTS BULLは、スポーツニュースと試合動画配信を統合したアプリを開発しました。ベトナムを拠点に選任の開発チームを結成し、短期間でのアプリリリースを成功させています。
※参考: スポーツインターネットメディア SPORTS BULL(スポブル)の開発支援
レンタル&売買プラットフォーム 「カウリル」
アウトドアギアのレンタルや売買を行っているカウリルでは、プラットフォームの立ち上げにともなってアプリの開発を行いました。サービスの設立間もない段階ながらハイスピードで開発を進行し、ユーザーに新たな体験を提供する大規模アプリのリリースに成功しました。
※参考: レンタル&売買プラットフォーム 「カウリル」のプロダクト開発支援
大和証券の次世代資産プラットフォーム「D-Port」
D-Portは、これまで大和証券各グループで別々に提供していたWebサイトを統合し、ユーザーが資産管理や投資情報を一元的に管理できるアプリとして開発されました。複数の金融情報を統合し、ユーザーが簡単に資産状況を把握できるよう設計されています。金融系アプリに必要不可欠なセキュリティ対策やユーザビリティにも配慮し、安心して利用できる環境を提供しました。
※参考: 大和証券の次世代資産プラットフォーム『D-Port』開発支援
自社アプリの開発を成功させるためのポイント

自社アプリの開発を成功させるには、開発内容だけでなく、リリース後の運用やマーケティングまで含めた戦略が重要です。ここでは重要なポイントを解説します。
併せて読みたい:アプリ開発における要件定義|進め方・書き方・フォーマット・注意点を解説
UI/UXを最適化する
自社アプリの開発を成功させるためには、ユーザーの使いやすさを重視したUI/UX設計が欠かせません。ユーザーが直感的に操作できるデザインやストレスのない導線を構築することで、継続して利用してもらえる可能性を高められるでしょう。また、アプリの利用データをもとに機能改善を繰り返すことで、ユーザー満足度をさらに高めることができます。
併せて読みたい:UIUX改善のポイントとは?プロセスと成功させる考え方を解説
KPIを設定して戦略を立てる
自社アプリはただ開発するのではなく、アプリのダウンロードや利用に関する明確なKPIを設定することが重要です。新規ダウンロード数・アクティブユーザー数・継続率などの指標を設定し、それに基づいた戦略の実行や改善を行うことで、アプリの運用成功につながります。
マーケティング・ASO対策を行う
自社アプリを多くのユーザーに利用してもらうためには、効果的なマーケティング施策の実施が欠かせません。ターゲット層への広告配信やSNSの活用はもちろん、アプリストア内での検索順位を高めるためのASO対策も重要です。
継続的なアップデートや機能追加を行う
自社アプリを継続して利用してもらうためには、リリース後のアップデートや機能追加などの改善が必要不可欠です。ユーザーのフィードバックや利用データをもとに継続的な改善を行うことで、ユーザー満足度の維持・向上につながります。
併せて読みたい:アプリリニューアルで何が変わる?進め方から注意点まで徹底解説
まとめ
自社アプリの開発は、顧客との関係強化や収益拡大を実現できる有効な施策の1つです。しかし、ただアプリを開発するだけではなく、ユーザー体験を重視した設計や継続的な運用が欠かせません。適切な戦略と運用によって、自社アプリを事業成長の強力な基盤として活用しましょう。
株式会社Sun Asteriskでは、EC、金融、メディア、予約サービスなど幅広い領域でアプリ開発を支援しています。これからアプリの立ち上げを行う企業担当者は、ぜひ「Sun Asteriskのアプリ開発事例集」をご覧ください。
よくある質問
Q 自社アプリを開発することで、企業にはどのようなメリットがありますか?
Q アプリ開発を成功させるために、まず何から着手するべきですか?
Q アプリ開発は、具体的にどのような作業プロセスで進められますか?
Q アプリを導入・運用する上で、気をつけるべき注意点やデメリットはありますか?
Q アプリの開発や継続的な運用には、どのくらいの費用や期間がかかりますか?
Q 社内にノウハウや開発体制がない場合、外部にアプリ開発の支援を依頼できますか?
Sun Asteriskがこれまで手がけてきたアプリ開発プロジェクトの中から、選りすぐりの事例を厳選した内容です。ぜひご覧ください。
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