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アジャイル開発

アジャイル開発の成功事例5選|メリットやデメリットなどを解説

更新日: 2024年8月6日

アジャイル開発の成功事例5選|メリットやデメリットなどを解説

自社のプロダクト開発において、アジャイル開発を取り入れようと検討しており開発事例を知りたいと考えている人もいるでしょう。アジャイル開発を成功させるために、事例を把握しておくことも大切です。本記事では、アジャイル開発の成功事例を紹介します。併せて、メリット・デメリットも解説するため、参考にしてください。

アジャイル開発とは?

アジャイル開発とは、プロダクト開発の方法です。アジャイルという言葉は直訳すると「機敏な、素早い」といった意味があります。プロダクタト開発などのプロジェクト開発手法の1種として知られており、作業単位を細かく分割していく手法です。小さく分割することによって柔軟に開発を進められます。

アジャイル開発とウォーターフォール開発の違い

開発手法のなかには、ウォーターフォール開発もあります。ウォーターフォール開発とは、プロジェクトを始める段階からすべての開発工程や全体のスケジュールといった長期的な計画を立てる開発手法です。プロジェクト開始時からすべての計画を立てておくため、急な仕様変更に対応しにくいなどのデメリットがあります。

アジャイル開発が注目されている背景

アジャイル開発が注目される理由としては、ビジネス市場と技術が急激な変化を遂げていることが挙げられます。変化が激しい時代のなかで品質の高いプロダクトを完成させるには、フレキシブルな対応ができる開発手法が向いています。アジャイル開発では、仕様変更がしやすいため変化が激しい時代で注目を集めるようになりました。

一方、ウォーターフォール型の開発では、事前に長期的な計画を策定します。そのため、あらかじめ決めた計画に固執しがちという課題があります。

アジャイル開発の成功事例5選

アジャイル開発に取り組むにあたって事例を知りたいという人も多いでしょう。ここでは、私たち株式会社Sun Asteriskの開発支援実績からアジャイル開発の成功事例を5つ紹介します。

株式会社グロービス

株式会社グロービスでは、「グロービス学び放題」の開発をアジャイル開発で行いました。徹底的なアジャイル手法を活用していて、多くの仕様が決まっていない状態でプロジェクトを開始しています。

そのため、サービスや仕様への理解を深めていくために、クライアントと双方向のコミュニケーションを取りながら機能を実装しました。密なコミュニケーションを取ることで、コミュニケーション齟齬をなくしプロジェクト成功に導いています。

※参考:テクノベートで “EdTech”に創造と変革を起こす

株式会社モノフル

株式会社モノフルでは、「トラック簿」の開発案件をアジャイル開発で行っています。アジャイル開発を採用することで、実際に動くプロダクトを早めに確認することができたようです。

また、株式会社モノフルではサービスを利用するユーザーが複数ありデバイスが異なるという特徴がありました。アジャイル開発を導入することで、メンバーの意識やリソースを集中させることができ、スピーディーな開発が実現できました。

※参考:物流業界を変革する新規事業を半年で立ち上げ

日本音楽著作権協会(JASRAC)

日本音楽著作権協会(JASRAC)では、改竄不可能なブロックチェーン技術を活用した存在証明機能付き楽曲管理サービスを開発しました。

JASRACでは、サービスのリリース後にも利便性や価値の向上を目的として、継続的なアップデートや機能追加が必要という課題がありました。そこで、アジャイルの手法を取り入れて業務の見直しや取り組みについてのヒントを得て、プロジェクトを進めることによりスピーディーかつユーザー中心のサービスの提供を実現しています。
※参考:ブロックチェーン技術を活用した楽曲管理システム KENDRIX

日産レンタカー

日産レンタカーでは、日産レンタカー初となる公式アプリをアジャイル開発で開発しました。日産レンタカーのアプリは、6社のベンダーが関わる複雑なシステムだったため、仕様の変更が柔軟に行えることが重要でした。そのため、アジャイル開発を採用して開発を開始したという経緯があります。

クライアントとともに検討しながら仕様を変更し、システムを作り上げていくことで業務理解が深まり、柔軟かつスピーディーな開発を実現しています。

※参考:これまでにないストレスフリーで快適なレンタカー体験をアプリで提供

NTTビジネスソリューションズ株式会社

NTTビジネスソリューションズ株式会社では、ビジネスチャットサービスelgana(エルガナ)をアジャイル開発で行いました。アジャイル開発を取り入れて開発することで半年後にはサービスのローンチを実現しています。

また、2年後にはさらなる新規顧客拡大を実現するという目的で、機能改善やビジネスデザインの再設計を行うなど、柔軟さと迅速さを生かした開発を実現しています。

※参考:ユーザー中心設計の共創でビジネスチャットサービスのUI/UXの可能性を広げる

アジャイル開発のメリット

アジャイル開発にはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、アジャイル開発のメリットを詳しく解説します。

仕様変更などに柔軟に対応できる

アジャイル開発の大きなメリットとして柔軟性が高く仕様変更に強いということがあります。アジャイル開発では作業単位を細かに分割して作業を進めることが特徴です。作業単位で設計や開発、テストなどの各工程を行う手法のため、急な仕様変更や不具合があった場合でも、柔軟な対応ができる点がメリットです。

修正工数を抑えやすい

アジャイル開発では、細かい単位で作業が進みます。そのため、万が一不具合が発生した場合であっても、少し前の工程に戻るだけで対応できる点がメリットです。急な不具合や仕様変更が必要になったとしても、戻る工数が最小限で済むため、開発スピードが速くなります。

開発期間が短い

アジャイル開発は開発期間が短いということもメリットの1つです。アジャイル開発では、優先度の高い機能から完成させてリリースを行います。そのため、開発期間が短く済みスピーディな開発が可能となっており、サービスインまでの時間短縮が可能です。開発が素早く進むため、競合他社よりも早くサービスのリリースができる可能性もあります。

アジャイル開発のデメリット

アジャイル開発にはデメリットもあります。ここでは、アジャイル開発を導入することのデメリットを詳しく解説します。

開発の方向性がブレやすい

アジャイル開発は柔軟な仕様変更が可能ですが、その分開発の方向性が変化しやすいというデメリットもあります。すぐに仕様変更できるため、改善や変更、テストなどを繰り返した結果、計画の方向性や軸がブレる可能性もあるようです。また、仕様変更を繰り返すことで予定よりも工期やコストがかかってしまうことも考えられます。

開発スケジュールの管理が難しい

アジャイル開発はスケジュール管理が難しいという特徴もあります。ウォーターフォール開発の場合、あらかじめ長期的な計画を立てて開発を進めます。そのため、全体の計画や進捗の管理、把握などがしやすいです。しかし、アジャイル開発は計画を事前に細かく立てないため、進捗管理やスケジュール管理などが難しいといった特徴があります。

アジャイル開発が向いているプロダクト開発

アジャイル開発はどのようなプロジェクトに向いているのでしょうか。ここでは、アジャイル開発が向いているプロダクト開発を解説します。

全体の要件が固まっていない

全体の要件が固まっていないプロダクトは、アジャイル開発が適しています。全体の要件やプロジェクトの全体像が明確でない段階から開発を進めなければいけない場合には、アジャイル開発を採用するとよいでしょう。

アジャイル開発なら、プロジェクトの要件や全体像などが不明瞭でも、作業単位に応じて必要な機能から開発できます。優先度の高い機能から開発してリリースすることもできるため、全体像が明確でない場合にもおすすめです。

状況によって仕様変更の可能性が高い

仕様変更の可能性が高いプロダクト開発にも、アジャイル開発はおすすめです。ビジネスの状況によって仕様変更が必要になるケースもあるでしょう。アジャイル開発は、仕様変更や機能の追加、不具合などに対して柔軟な対応ができる開発手法です。

そのため、自社が属している業界や開発したいプロダクトのニーズが変化しやすい、時代によって必要な機能が異なる場合などは、アジャイル開発を選択するとよいでしょう。

アジャイル開発を依頼する際のポイント

アジャイル開発を依頼する際には3つのポイントを押さえましょう。ここでは、各ポイントを詳しく解説します。

開発実績

まずは、アジャイル開発の実績が豊富にあるかどうかを確認しましょう。実績が豊富にあればあるほど、信頼して依頼できます。アジャイル開発に関する知見があれば、アジャイル開発の進め方や考え方などへの理解も深くなります。また、自社の開発したいプロダクトを明確にしたうえで、開発会社の得意分野についても確認しておきましょう。

コミュニケーションの質

アジャイル開発の場合には、コミュニケーションを密に取りながら開発を進めることが重要です。そのため、コミュニケーションの質を確認しましょう。ニーズを正しく汲み取ってくれるかどうか、丁寧なコミュニケーションを取ってくれるかなどチェックします。また、追加での提案をしてくれるかなども確認しておくとよいでしょう。

柔軟な対応力

アジャイル開発の大きな特徴は、変化に対して柔軟に対応できることです。そのため、柔軟な対応力があるかどうか、対応できる体制が整っているかどうかなどを確認しましょう。また、円滑なコミュニケーションが取れる体制が整っているかも重要です。コミュニケーション面が整っていると変化に対応しやすくなります。

アジャイル開発なら株式会社Sun Asteriskにおまかせを

アジャイル開発なら、株式会社Sun Asteriskがおすすめです。株式会社Sun Asteriskでは、企画からデザイン、開発、グロースまでトータルでプロダクト開発を支援しています。実績も豊富にあり、850を超える新規事業やDX、プロダクト開発などに携わっています。

また、アジャイル開発の実績も豊富にあるため、安心してお任せいただけます。開発実績のある分野も幅広く、ブロックチェーンやAI、IoTなどを使った開発にも対応可能です。

まとめ

アジャイル開発とは、作業単位を細かく分割することで柔軟に開発を進める手法です。アジャイル開発を採用することで、仕様変更に対応しやすく修正工数が抑えられます。また、開発期間が短くて済むため、素早い開発を望んでいる場合にもよいでしょう。アジャイル開発を依頼する際には、開発実績や対応力、コミュニケーションの質などを確認することが大切です。

株式会社Sun Asteriskは、DXコンサルだけでなく設計から本格的な開発まで一気通貫でサポートできます。柔軟な開発リソースを誇っており、ケイパビリティの広さも特徴です。アジャイル開発の実績も豊富にあるため、アジャイル開発の導入をお考えならお気軽にお問い合わせください。

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