セミナー・イベント

Event

AI時代の情報セキュリティ〜AIで変わる新規事業・DXの在り方

セミナー・イベント 2023/05/16

2023年現在、AIは急速に広がり、ビジネスや社会に大きな影響を及ぼしています。しかしながら、新たな情報セキュリティの問題も同時に浮上してきています。データ侵害、AIシステムへの攻撃、プライバシー問題、倫理的なリスク、そして法規制とコンプライアンスの問題など、AIの利用は新たなセキュリティリスクをもたらします。これらのリスクに対して、企業はどのような対策を講じるべきでしょうか?

このセミナーでは、企業向けAIソリューションの提供者であり、情報セキュリティ対策を組み込んだAIプロダクト「BOTACHAN AI」の開発者である株式会社wevnalのCTOをゲストに迎え、AIの情報セキュリティについてディスカッションします。また、質疑応答の時間も設けており、ご自身の企業の状況について具体的なアドバイスを求めることも可能です。AIを最大限に活用しながら、セキュリティリスクを最小限に抑えるための戦略を探求しましょう。

本無料ウェビナーの参加お申し込みはこちら


【AIに関する情報セキュリティのリスクと懸念の例】

データ侵害のリスク:
AIは大量のデータを処理し、学習するため、そのデータが不適切にアクセスされたり、漏洩したりする可能性があります。対策としては、データ暗号化、アクセス制御、データハンドリングのベストプラクティスの遵守、セキュリティ監査などがあります。

AIシステムへの攻撃:
AIモデル自体が攻撃の対象になることもあります。例えば、敵対的な攻撃によりAIの予測を誤らせる可能性があります(これを敵対的機械学習と言います)。また、AIシステムはしばしば複雑であるため、システム内に未知の脆弱性が存在する可能性もあります。対策としては、AIの設計段階でセキュリティを考慮すること、定期的なセキュリティテストとパッチの適用、AIの出力の監視と異常検出などがあります。

プライバシーの懸念:
AIは個人データを大量に処理するため、プライバシー問題が発生する可能性があります。AIが個人を特定できる情報を無意識に学習したり、公開したりする可能性があります。対策としては、プライバシーを保護するための技術(例えば、匿名化、データマスキング、差分プライバシーなど)の使用、データ使用ポリシーの明確化、個人データの取り扱いに関する法律(例えば、GDPR)の遵守などがあります。

倫理的なリスク:
AIが不公平な結果を生成する可能性もあります。これは、AIが学習するデータが偏っている場合や、AIが意図せずして社会的な偏見を再現する場合に起こります。対策としては、AIの透明性と説明可能性を確保し、AIの決定プロセスを理解可能にすること、そして公正なデータセットを使用してAIを訓練することが重要です。また、潜在的な偏見を評価し、監視するためのフレームワークを設立することも効果的です。

法規制とコンプライアンスのリスク:
AIの使用は、さまざまな法律や規制に影響を受けます。これには、データ保護法、著作権法、AIの使用に関する特定の法律や規制などが含まれます。対策としては、法規制に関する十分な理解とそれに基づくAIの運用が必要です。また、法的な問題を避けるためには、専門家(例えば、法律家やコンプライアンスオフィサー)との協働が有効です。

信頼性とアカウンタビリティのリスク:
AIシステムが誤った結果を出したり、予期せぬ動作をしたりした場合、その責任をどのように追及するかが問題となります。対策としては、AIシステムの設計と運用におけるアカウンタビリティを確立することが重要です。これには、AIの意思決定プロセスを監視し、記録するシステムの導入や、エラーや問題が発生した際にそれを追跡し、解決するためのプロセスを設立することが含まれます。



ニュースセミナー・イベントAI時代の情報セキュリティ〜AIで変わる新規事業・DXの在り方