TOPICS

TOP

>

TOPICS

>

システム開発

Webシステム開発とは?Web制作との違い・種類・開発の流れを解説|Web development

更新日: 2026年8月10日

Webシステム開発(Web development)とは、ブラウザ上で動作するアプリケーションや業務システムを開発することです。ブラウザで動作するWebシステムは、利便性が高いだけでなく、低コストでの開発ができます。この記事では、Webシステム開発の概要や種類、Web制作との違いなどを解説します。Webシステム開発の流れも解説するため、ぜひ参考にしてください。

この記事で分かること/解決できること
  • Webシステム開発とは何か
  • Webシステム開発とWeb制作の違い
  • Webシステムの種類と特徴
  • Webシステム開発の基本的な流れ

アジャイル開発 要件定義のチェックリスト【ダウンロード】

Webシステム開発とは

Webシステム開発とは、Webのアプリケーションやソフトウェアなどを開発することです。主にインターネットを経由して、利用できるシステムを開発します。たとえば、検索機能を提供する、GoogleやYahoo!といったサービスです。パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットのアプリケーション開発も、Webシステム開発と呼ばれる場合があります。

Webシステム開発とWeb制作の違い

Webシステム開発とWeb制作の違いは、担当する分野です。Webシステム開発は、機能や動作を開発します。たとえば、サーバーサイドの開発やデータベースの設計など、バックエンド開発が主な業務です。Web制作は、サイトの作成を担当します。たとえば、Webデザインやコーディングなど、フロントエンド開発を行います。

 

Webシステム開発とWeb制作の違い
Webシステム開発 Web制作
主な目的 業務支援、機能提供、処理・データ管理 コンテンツ表示、マーケティング
開発対象 ログイン・データベース連携・業務フローなど 静的ページ・CMSなど
担当範囲 フルスタック、バックエンドエンジニア etc. デザイナー、フロントエンド

Webシステム開発の種類と特徴

Webシステム開発は、Web系やオープン系などに分かれます。ここでは、Webシステム開発の種類と特徴を解説します。

Web系システム

Web系システムとは、インターネット上で動作することを目的としたものです。たとえば、WebサイトやSNS、Web・スマートフォンのアプリケーションなどが該当します。Web系システムは、柔軟な開発や拡張性の高さが特徴です。サーバー上で運用されるため、機能の追加やアップデート、メンテナンスなども一元で管理できます。

オープン系システム

オープン系システムとは、特定メーカーの汎用機に依存せず、一般的なサーバーやパソコン、OS、データベースなどを組み合わせて構築するシステムのことを言います。業務システムや顧客管理システム、在庫管理システムなど、企業のさまざまな業務で利用されています。複数のベンダーが提供する製品や技術を選択できるため、要件に応じて柔軟に構成が可能で、機能追加やシステム連携にも対応しやすい点が特徴です。

汎用系システム

汎用系システムとは、幅広い用途に適用可能なシステムです。複雑な演算やデータベース管理など、業種や業務内容を問わず利用できるシステムを開発します。汎用系システムは、大規模なデータを高速で処理することを想定したものです。たとえば、官公庁や大企業の基幹システム、金融機関の勘定系システムなどに利用されます。

Webシステム開発の基本的な流れ

Webシステム開発には、RFPの作成からリリースまで、さまざまな工程があります。ここでは、基本的な流れを解説します。

RFPの作成

「RFP(Request for Proposal)」とは、提案依頼書のことです。システムの概要や解決する課題、納期、予算など、システム開発の詳細が記載されています。RFPは、適切なシステムの詳細を提案するためにも必要です。システム開発を受注する企業に対して、発注する側の要望や情報を正確に伝えられます。

要件定義

要件定義は、Webシステム開発の方向性を決めるものです。クライアントにヒアリングを行い、予算や人員、開発期間などを決定します。要件定義によって、システム開発のスピードや質が左右されるため、機能に加えて、機能以外のスペックも話し合いが必要です。クライアントへの提案や説明、交渉などを行い、要件定義をまとめましょう。

アジャイル開発 要件定義のチェックリスト【ダウンロード】

外部設計

外部設計は、UI(ユーザーインターフェース)を決める工程です。別名「基本設計」と呼ばれており、画面や操作性などを設計します。外部設計には、プラットフォームやセキュリティ、運用ルールの設計も含まれます。ユーザーが直接触れる部分は使用感に影響するため、見た目やわかりやすさなど、使いやすい設計の構築が必要です。

内部設計

内部設計は、機能や動作、処理など、ユーザーが直接触れない部分を設計する工程です。別名「詳細設計」と呼ばれており、機能の分割や入出力のようなものを設計します。また、データベースやバッチなどの設計も必要です。内部設計を決めた内容をもとにプログラミングをするため、細分化して確認しましょう。

開発(コーディング)

内部設計を決めた後は、開発の工程です。設計書に基づき、開発のエンジニアがコーディングを行い、プログラムを作成します。開発の効率は内部設計に左右されるため、詳細を細かく詰めることで、コーディング効率の向上が可能です。一般的に、開発から後の工程を下流工程と呼び、開発より前の工程を上流工程と呼びます。

テスト

コーディングの後は、プログラムの動作を確認するテストです。要件定義の通りに動くか確認するため、モジュール通りに動く「単体テスト」を行います。単体テストの後は、複数のプログラムが連結するかを確認するために、「結合テスト」を行います。最後に、実際に使用する環境の動作を確認する「運用テスト」で、細かい確認が必要です。

システムテストの基礎知識|単体・結合・受入の流れと計画書の作り方

リリース

全工程が終わった後は、Webシステムのリリースです。旧システムから、運用までの確認が終わったシステムを移行します。リリースには、一度に移行する「一斉移行」と、少しずつ切り替える「順次移行」があります。Webシステムはリリースして終わりではなく、運用や保守、アップデートなどのメンテナンスが必要です。

Webシステム開発のメリット

Webシステム開発は、業務効率の向上に大きく貢献します。ここでは、Webシステム開発のメリットを解説します。

インターネット環境があればどこでもアクセスできる

Webシステムは、インターネット環境があれば、端末やOSを問わず接続が可能です。パソコンやスマートフォン、タブレットなどで、どこにいてもアクセスできます。Webシステムは、ブラウザのみでアクセスができるため、専用のアプリケーションは不要です。ただし、ブラウザによっては挙動が変わることがあるため注意しましょう。

運用やメンテナンス・アップデートを容易にできる

Webシステムは、サーバーでデータを管理しています。運用やメンテナンス・アップデートなど、サーバーの調節で対応できます。システムのアップデートも、サーバーを対象とする調整のみです。クライアント側の対応が不要なため、コスト削減にもつながります。

業務を効率化できる

Webシステムを導入すると、さまざまなシステムと連携して業務を効率化できます。たとえば、メールの自動処理やワークフローを円滑にするなどです。ブラウザのみで利用できるため、システムの環境構築やセットアップが不要です。パソコンやスマートフォンなどに、システムをインストールする必要もありません。

Webシステム開発のデメリット

Webシステムは、インターネット接続による問題も起こります。ここでは、Webシステム開発のデメリットを解説します。

セキュリティ対策が必要

Webシステムには、外部からの攻撃を受けるリスクがあるため、セキュリティ対策が必要です。情報漏洩をはじめとした問題が起こると、損害を与える可能性が高まります。Webシステムを運用する際は、定期的なメンテナンスやアップデートを行いましょう。サイバー攻撃の手口は年々巧妙化しているため、セキュリティ対策を徹底することが大事です。

システムを停止した場合の影響が大きい

Webシステムは、サーバーが停止するとサービスに悪影響を及ぼします。サーバーがデータを保持し、処理も行うため、システムが全停止する可能性もあります。プログラムやデータの損害に備えて、サーバーの二重化やデータのバックアップは必須です。定期的なバックアップ運用や、システムの冗長化も検討しましょう。

Webシステム開発会社を選ぶ際のポイント

Webシステム開発を外部へ依頼する場合は、開発費用だけでなく、実績や支援範囲、開発体制などを総合的に確認する必要があります。

自社の目的や要件に合った開発会社を選ぶために、以下のポイントを確認しましょう。

類似する業務・システムの開発実績があるか

自社と同じ業界や、類似する機能を持つWebシステムの開発実績があるかを確認しましょう。

類似案件の経験がある開発会社であれば、業界特有の業務や課題を理解したうえで、適切な機能や開発方法を提案してもらいやすくなります。

実績を確認する際は、開発したシステムの種類だけでなく、担当した範囲やプロジェクトの規模、開発後に得られた成果も確認することが大切です。

>> Sun Asteriskの実績はこちら|670社超の支援実績から見る、Sun*開発事例集

要件定義などの上流工程から支援できるか

Webシステムを開発する目的や必要な機能が明確になっていない場合は、要件定義などの上流工程から支援できる会社を選びましょう。

業務上の課題を整理し、必要な機能に優先順位を付けることで、不要な開発を抑えやすくなります。開発会社を選ぶ際は、依頼された機能を実装するだけでなく、事業や業務の目的を踏まえた提案ができるかも確認しましょう。

開発体制とコミュニケーション方法が明確か

プロジェクトの責任者やエンジニアの人数、役割分担など、開発体制が明確になっているかを確認します。

定例会議の頻度や進捗の共有方法、使用するコミュニケーションツールなども、事前に確認しておきましょう。

認識のずれや確認の遅れは、スケジュールや品質に影響する可能性があります。課題や仕様変更が発生した際の連絡・意思決定の流れまで確認しておくと安心です。

セキュリティ対策と品質管理の体制があるか

Webシステムでは、個人情報や業務データなどを取り扱う場合があります。

アクセス制御やデータの暗号化、脆弱性への対応など、必要なセキュリティ対策を実施できるか確認しましょう。

あわせて、どのようなテストを実施するのか、不具合をどのように管理するのかなど、品質を担保するための方法も確認する必要があります。

リリース後の保守・改善に対応できるか

Webシステムは、リリース後も不具合への対応やセキュリティアップデート、機能改善が必要です。

保守・運用の対応範囲や受付時間、障害発生時の連絡方法などを確認しておきましょう。

利用状況やユーザーの意見を踏まえ、継続的な機能改善に対応できる会社であれば、Webシステムを長期的に活用しやすくなります。

見積もりの範囲と追加費用の条件が明確か

見積もりを比較する際は、総額だけでなく、要件定義・設計・開発・テスト・リリースなど、どの工程が費用に含まれているかを確認しましょう。

仕様変更や機能追加が発生した場合の追加費用、保守・運用費用の算出方法も確認が必要です。複数の開発会社へ同じ条件で見積もりを依頼すると、費用や支援範囲を比較しやすくなります。

>>システム開発の見積もりガイド|見積もりを取る前に知っておきたい、見方・判断ポイント

まとめ

Webシステムは、主にインターネットに接続するものを開発します。Webへのアクセスが容易になり、保守や運用、業務の効率化などのメリットがあるためです。しかし、サーバーのトラブルによる影響が大きいため、セキュリティ対策が必須です。Webシステムは、サービス停止のようなトラブルに備えて開発する必要があります。

Sun Asteriskは、DXコンサルや設計、開発などのケイパビリティの広さで、一気通貫のサポートをします。圧倒的に柔軟な開発リソースがあり、新規事業の立ち上げに特化した、ソフトウェアの開発実績も豊富です。ぜひ利用をご検討ください。

アジャイル開発で最低限抑えておきたいポイントをチェックリスト化いたしました。