持続可能性
Sustainability
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01 メッセージ
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02 取り組みの方針
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03 DX 事業共創
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04 人材・チーム
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05 コミュニティ
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06 コーポレート・ガバナンス
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07 環境
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08 ファクトシート
Corporate Governance
コーポレート・ガバナンス
コーポレート・ガバナンスとリスクマネジメントの高度化
当社は、「誰もが価値創造に夢中になれる世界」というビジョンのもと、「本気で課題に挑む人たちと事業を通して社会にポジティブなアップデートを仕掛けていくこと」をミッションとしています。
上記のビジョン・ミッション及びサステナビリティに関する基本方針やそれを踏まえた経営方針などを効果的に実現し、中長期的な企業価値の向上を目指した経営を推進するための基盤として、当社グループに適したコーポレート・ガバナンス体制の構築とそのさらなる高度化に取り組んでいます。具体的には、次の二つを実施することで、効果的なグループ経営の実現に継続的に取り組んでいます。
(i) 執行側から独立した社外取締役が相当数を占める取締役会が、監査等委員会、任意の指名報酬委員会を活用しながら、経営に対する実効性の高い監督を行い、健全かつ透明性のある経営の仕組みを構築・維持する。
(ii) 取締役会がグループ経営に関する基本方針その他重要事項について決定するとともに、業務執行取締役に対して、それぞれの責任範囲を明確にしたうえで業務執行に関する決定権限を委譲することにより迅速な意思決定を可能にする。
上記に照らして、当社は、会社法上の「監査等委員会設置会社」を経営の機関設計として採用するとともに、業務執行の監督機関である取締役会の執行側からの独立性の確保、取締役会での活発な議論を可能にするための適正な規模の維持、任意の委員会設置などにより適切な機能の発揮等に関する独自の制度上の工夫を追加しています。
当社は、東京証券取引所「コーポレート・ガバナンス・コード」の趣旨・精神に鑑み、各原則に対する当社の取り組み状況を以下に掲載しています。
コーポレート・ガバナンス体制
当社は、監査・監督の職務を有しかつ取締役会の議決権を保持する「監査等委員」、及び社外取締役が過半数を占める「監査等委員会」を有する体制が取締役会の監督機能とコーポレート・ガバナンスのいっそうの強化に有効であると判断し、それにより経営の健全性と効率性を更に高めるため、2019年3月29日開催の第6回定時株主総会において、必要な定款変更等について承認をいただき、監査等委員会設置会社に移行しました。会社の機関として株主総会、取締役会及び監査等委員会、会計監査人を設置しています。そのほかに経営会議を設置し、業務執行における意思決定の迅速化に努めています。
当社は任意の指名・報酬委員会等の独立した諮問委員会を設置していませんが、独立社外取締役及び監査等委員である取締役に対して、取締役会の決議に先立ち、経営陣幹部の報酬や、取締役候補の選任を含む株主総会議案の説明会を行い、適切な助言を得ています。これらの理由から、取締役会の機能の独立性・客観性と説明責任は十分担保されているものと考えています。
継続的に行ってきた取り組み
- 2019年3月 監査等委員会設置会社移行、社外取締役2名選任
- 2019年10月 社外役員の選任理由・独立性に関する状況策定
- 2020年7月 東京証券取引所マザーズ市場に上場
- 2021年3月 女性取締役1名選任
- 2021年10月 任意の指名報酬委員会設置
- 2022年3月 社外取締役3名、女性取締役2名
- 2022年12月 東京証券取引所プライム市場に上場(市場区分変更)
コーポレートガバナンス体制図
本委員会は、社外取締役3名(小澤稔弘、石井絵梨子、石渡万希子)、取締役1名(二本柳健)の4名により構成され、取締役会の諮問機関として、取締役の指名及び報酬に関する検討を行っています。
取締役会および監査等委員会の構成、経験・専門性
氏名 | 役職 | 属性 | 経験・専門性 | ||||||||
独立性 | 男性:M 女性:F |
企業CEO /経営トップ |
当社事業 /業界経験 |
デジタル/ テクノロジー |
マーケティング /セールス |
グローバル |
人事・ 人材開発 |
財務・会計 | コンプライアンス /リスク管理 |
||
小林 泰平 | 代表取締役 | M | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |||
服部 裕輔 | 取締役 | M | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |||
梅田 琢也 | 取締役 | M | ● | ● | ● | ● | ● | ||||
平井 誠人 | 取締役 | M | ● | ● | ● | ● | |||||
二本 柳健 |
取締役 常勤監査等委員 |
M | ● | ● | ● | ||||||
小澤 稔弘 |
社外取締役 監査等委員 |
● | M | ● | ● | ● | ● | ||||
石井 絵梨子 |
社外取締役 監查等委員 |
● | F | ● | ● | ||||||
石渡 万希子 | 社外取締役 | ● | F | ● | ● | ● | ● |
- (注)上記は各取締役の有するすべてのスキル・経験・能力・その他の知見や素養を表しているものではありません。
取締役選任の基本方針
- 当社グループの経営理念を尊重し、優れた人格および見識を有する者
- 当社グループの歴史、企業文化、社員特性等を良く理解し、事業に関して十分な経験と知識を有する者
- 当社グループの置かれた経営環境、競合の動向等を踏まえ、当社グループの企業価値を持続的に向上させ、中長期的な企業価値の増大に資する経営戦略、実行計画等について、具体的な提案および執行を行うことができ、また、絶えず検証し、改善する努力を継続できる者
- 当社グループの属する業界および提供する価値に関する市場の変化を敏感に察知し、当社グループの進むべき方向性について建設的な議論を行うことができる者
監査等委員でない
取締役候補の選任基準
監査等委員である
取締役候補の選任基準
- 当社での取締役、執行役員、管理部門、内部監査部門等の経験を有する者
- 弁護士等の法律の専門家
- 会社の経営に関与した経験を有する者
- 財務および会計に関する相当程度の知見を有する者
- IT・インターネット関連業界等、当社ビジネスに関連する業界の知識や経験を有する者
- 研究、開発の豊富な経験を有する者
- その他上記各項目に準じた経歴または能力を有する者
選任の手続き
社外役員の選任理由・独立性に関する状況
社外取締役監査等委員
独立役員:○
取締役会:○(12/12)
監査等委員会出席状況:○(14/14)
( )は前年出席状況
社外取締役監査等委員
独立役員:○
取締役会出席状況:○(12/12)
監査等委員会出席状況:○(14/14)
( )は前年出席状況
社外取締役
独立役員:○
取締役会出席状況:○(9/9)
監査等委員会出席状況:-
( )は前年出席状況
当社は、同氏が、東京証券取引所の定める独立性基準を満たしており、また、一般株主と利益相反の生じるおそれがないものと判断し、独立役員及び社外取締役に指定しています。(注)石渡万希子氏の戸籍上の氏名は村瀬万希子です。
- (1)当社取締役会において協議を重ね、評価の方法およびプロセスについて定めました。
- (2)在任取締役全員(監査等委員である取締役を含みます)に対してアンケートを実施 し、回答を得ました。評価項目は以下のとおりです。
①取締役会の構成、②取締役会の議案、③取締役会の運営、④取締役会を支える体制 - (3)アンケートへの回答内容をもとに取締役会において意見交換を行い、今後の取り組みについて審議しました。
- 経営企画部門や内部監査部門等との連携による取締役に対する十分な支援によって、各取締役が経験や専門性を活かし、建設的な議論がなされている。
- 企業価値向上に向け、グループ業績の向上に関する議論が活発になされている。
- 中長期な経営課題等の重要アジェンダの事前準備及び議論
- リスクマネジメントやサステナビリティに関する継続的なモニタリング及び議論
- 取締役会のアジェンダコントロールや事前資料共有等の運用改善
- 取締役への関係法令・規制等の情報提供やトレーニング機会の提供・斡旋実施
- ①中長期な経営戦略等の重要アジェンダに関する議論
- ②リスクマネジメントやサステナビリティ関連等のテーマ毎の指標モニタリング及び議論
- ③上記議論を可能にするための取締役会議案精選による議論時間の拡大
- ④取締役への関係法令・規制等の情報提供やトレーニング機会の提供・斡旋実施等を通した取締役会支援の拡充
役員報酬の方針
① 基本方針
当社の取締役の報酬は、企業価値の持続的な向上を図るインセンティブとして十分に機能するよう株主利益と連動した報酬体系とし、個々の取締役の報酬の決定に際しては各職責を踏まえた適正な水準とすることを基本方針とする。
具体的には、業務執行取締役の報酬は、固定報酬としての基本報酬、業績連動報酬等及び非金銭報酬等により構成し、監督機 を担う取締役および社外取締役については、その職務に鑑み、基本報酬のみを支払うこととする。
② 基本報酬(金銭報酬)の個人別の報酬等の額の決定に関する方針
当社の取締役の基本報酬は、月例の固定報酬とし、役位、職責、在任年数に応じて他社水準、当社の業績、従業員給与の水準をも考慮しながら、総合的に勘案して決定するものとする。
③ 業績連動報酬等ならびに非金銭報酬等の内容および額または数の算定方法の決定に関する方針
業績連動報酬等は、事業年度ごとの業績向上に対する意識を高めるため業績指標(KPI)を反映した現金報酬とし、各事業年度の連結営業利益の目標値に対する達成の割合に応じて予め定めた額を賞与(事前確定届出給与)として毎年、一定の時期に支給する。2023 年 2 月22 日開催の取締役会において、第 11 期以降の業績連動報酬は、事業年度ごとの業績向上に対する意識を高めるため業績指標(KPI)を反映した現金報酬とし、各事業年度の連結売上高及び連結 EBITDA の目標値に対する達成の可否に応じて算定された額を支給することを決議した。目標値は前事業年度の決算短信に記載の「連結業績予想の売上高」及び「連結業績予想」に基づき算定された連結 EBITDA とする。
目標となる業績指標とその値は、計画策定時に設定し、適宜、環境の変化に応じて指名報酬
委員会の答申を踏まえた見直しを行うものとする。
非金銭報酬等は、上場後 5 年以内に何らかの株式報酬制度を検討し、適宜、環境の変化に応じて指名報酬委員会の答申を踏まえて導入を行うものとする。
④ 金銭報酬の額、業績連動報酬等の額または非金銭報酬等の額の取締役の個人別の報酬等の額に対する割合の決定に関する方針
業務執行取締役の種類別の報酬割合については、当社と同程度の事業規模や関連する業種・業態に属する企業をベンチマークとする報酬水準を踏まえ、上位の役位ほど業績連動報酬のウェイトが高まる構成とし、指名報酬委員会において検討を行う。取締役会は指名報酬委員会の答申内容を尊重し、当該答申で示された種類別の報酬割合の範囲内で取締役の個人別の報酬等の内容を決定することとする。
なお、当面の報酬等の種類ごとの比率の目安は、基本報酬:業績連動報酬等: 非金銭報酬等=55〜75%:45〜25%:0%とする。
⑤ 取締役の個人別の報酬等の内容についての決定に関する事項
取締役の個別の報酬等の内容は、指名報酬委員会の答申を踏まえ、取締役会において決議する。
また、指名報酬委員会については、その過半数を社外取締役とする。なお、監査等委員である取締役については、監査等委員会の協議により決定する。
役員区分ごとの報酬等
役員区分 | 報酬等の総額 (百万円) |
報酬等の種類別の総額(千円) |
対象となる 役員の員数(名) |
||
基本報酬 |
業績連動 報酬等 |
非金銭報酬等 | |||
取締役(監査等委員及び社外取締役を除く。) | 115 | 59 | 56 | - | 4 |
取締役(監査等委員)(社外取締役を除く。) | 14 | 14 | - | - | 1 |
社外取締役 | 13 | 13 | - | - | 4 |
内部統制システム
リスクマネジメント
リスク管理体制
Sun*グループのリスク管理体制は、予見可能なリスクを未然に防止するには各部門間の情報連携が必須との観点から、毎月開催される取締役会において検討・対応を協議し、迅速かつ的確な対応を講じています。更に重要な事項については、適時に取締役会を開催し、協議、対応を講じることをリスク管理体制の基礎としています。
また、代表取締役直下の組織として内部監査室を設置し、業務の有効性を評価・検証し、リスクを排除する体制をとるとともに、リスクマネジメント委員会を設置し、特に重要と思われるリスクの回避や軽減施策を実践しています。
リスクマネジメント委員会
リスクマネジメント委員会は、従前のコンプライアンス委員会と情報セキュリティ委員会の議案やメンバーの重複があったことを受け、実効性、効率性をより高めるとともに、多岐にわたる経営上のリスクを横断的に管理していく観点から2つの委員会を統合し、現在の姿になっています。代表取締役を委員長とし、当社及び子会社の本部長クラス、経営企画、法務、情報システム、内部監査部門の室長クラス、常勤監査等委員で構成され、経営上のリスクの洗い出しから対応策の検討及び推進を行っています。